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可愛いだけじゃない!コトブキヤ MARUTTOYS NOSERUの実力。/でも、まず、可愛いけどね!

 コトブキヤのMARUTTOYSというオリジナルSFメカシリーズには「これ、どういうプラモなんだろ?」と好奇心がそそられる「未知なるもの」の佇まいがある。箱を眺めているだけでもなんか引きが強い。可愛いルックだけでは収まらない独自の魅力に「つくってみたい」というリビドーが湧いてくるんだよな、大人も子供も。今回、息子が夢中になって組んでいた『MARUTTOYS NOSERU』というキットをレビューしたい。ちなみに完成してからは毎日遊ぶほど彼のフェイバリットになっている。

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 まずは内部フレームを組むのだが、パーツたちを見つめていても何になっていくのか予想がつかない。説明書の指示に従っていくと多重関節の無骨なアームが組み上がって「へー」と声が出た。スナップフィットのキットなので子供でもグングン組んでいけるのだが、アームなどガシガシ可動させる部位、それも小さめのパーツは外れてしまいがち。なので部分的に接着剤で固定してあげた。こんな風にちょいちょい助け舟を出しては、父親の威厳を示したりしている私だ。

 アームを含めて内部フレームにはあの手この手の可動部が用意されていて、それを畳みながらメカの塊を組んでいくことになる。ヌルッとした外装からは想像できないが内部にはメカメカしさがギュン詰めされているという、ガンプラでいうところのマスターグレード感があって盛り上がる。あと、クリアパーツが各所のアクセントになっているうえ、無色透明とオレンジを選択できてちょっとした個性を出せたりする。

 駆動輪があるのは未来のモビリティロボットという設定ゆえ。ディスクブレーキとか単座のシートとか、オートバイを連想させるデザインによってリアリティが補完されている。この駆動輪、フリクションカーのホイールみたいに回転するので「こいつ、走るヤツだ…」と思わせてくれてニヤリとなった。

 グロス処理が美しい外装パーツ。これを組み付ければMARUTTOYSお馴染みの可愛いルックのロボットが完成する。カット跡を見せないようにとアンダーゲートになっているのだが、切り残しなく処理しておかないと合わせ目が閉じなくて目立ったり、変形時に引っかかったりと不具合が生じるので注意が必要だった。

 可愛いルックの外装と、高密度の内部フレームの答え合わせをしながらゴール。コロッとした走行モードから起立してアームを展開するワークモードへの変形も見せどころなのだが、その変形ギミックが少々ムズい。大人でも「ん? どうなってんだこれ?」となる。フォルムと機構の両立には立体パズルのようなタイトで綿密な設計が必要なのだと感じる瞬間だ。それを息子にもなんとなく感じてもらう機会になってくれたら幸いだな。と、 NOSERUで遊ぶ姿を眺めている。そんな嬉しさも含めて、可愛いだけじゃない傑作キットだと思う。

 コトブキヤ『 MARUTTOYS NOSERU』のフリクションカーとしての実力を動画でどうぞ。重心高くてバランス悪いわりにコケずに走っていくのスゴイ。他にも人型のプラモ乗せたり、3mm径の接続穴に何かしら追加したりとメーカー推奨の遊び方が色々あるので是非チェックを。

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