

ちょっとした聖なる趣きがある。大理石で人肌の質感を写実的に彫刻した神像があるじゃないですか、そのプラモデル版的な。水着アイドルのプラモデルでも大理石の神像でも、硬いマテリアルで人体のしなやかさを表現した彫刻の細部には神が宿る……!
PLAMAX ミニマムファクトリー・東雲うみのプラモデルは本人の3Dスキャンを元に造形したパーツ自体が美しい。しかも、カッチリと組ませる為の凹凸が、人体に空間の歪みが発生したようで大変に美しい。合理性の中に美がある!魅惑のポーズ2種類入りの当キット、今回は水着のコスチュームAでいってみましょう。

プラスチックで成形された、まるで肌。そして腹部には写実的なそれと相反するようにぽっかり空いた穴が2つ。ここに両手が接続され、冒頭のねじ式ポーズ(違う)もとい片腕組みの前屈みポーズがカッチリと組み上がる。腕と胴の密着感はとっても自然な仕上がり。何故なら接着されるから……!

背中には豆腐がめり込んだような凹み、脇腹のあたりにはペンキが垂れた跡のような凹みがある。これによって髪の毛のパーツがバチピタにハマり、しっかりと固定されるという寸法だ。ファさっ……!としたプラスチックの髪が出来上がる。しかしマジで髪が長い。

このふとももパーツがこのキットの鍵だ。足の付け根にくっついたキューブ、ふともも内側のブーリアン演算的に抉れた空間、そして手のひらを接着する為のふともも正面の大穴。これら全てが意味を成し、他パーツと絡み合うように接着される。そして組み上がった時にこのプラモデルの柱となるのだ。文字通り。

重心が左脚にしっかり乗って、ふらつかずに立ちます。撮影するのに立たせようとした瞬間、まさか!と思いましたよ。1/100ウイングガンダムゼロEWより立たせるのが簡単ですわ!

速乾の流し込み接着剤でピタピタとパーツを貼っていくと、導かれる様に水着のお姉さんが完成しました。肩や足の合わせ目が若干目立ちますが、それはそれで攻殻機動隊よろしく、サイボーグみたいで良い感じだと勝手に思っています。合わせ目を消すのも楽しそうだけど、「メカ東雲うみ」として作るのもアリ。