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士郎正宗の世界が、色気が、そのままプラスチックモデルに落とし込まれた喜び!/PLAMAX 草薙素子 with フチコマ

 箱を開けたら即、テラテラヌラヌラのフチコマの美脚に目を奪われた。士郎正宗が描く艶かしいSFメカ群、それがプラスチックで官能的に、まさに士郎正宗の手癖で再現されており思わず生唾を飲んだ。現在、予約受付中のPLAMAXの『minimum factory 草薙素子 with フチコマ』について語るならば、まずは触れておきたい魅惑のランナーだったのだ。

 ちょうど一年前に往訪した『士郎正宗の世界展〜「攻殻機動隊」と創造の軌跡〜』。旅の思い出にと世田谷文学館で予約したこのフチコマのプラモ、忘れた頃に届いて「マヂで予約しておいて良かったよ〜(涙)」と感嘆の声が漏れた。会場のグッズ売り場では単色のサンプル展示を見れただけだったので、正直いって予約には躊躇があった。良くやった、一年前の俺。「世界初のフチコマのプラモ」は間違いないクオリティで仕上がってきたのだ。そう、タチコマじゃなくてフチコマ。SFアニメの永遠のアイドルであるタチコマの元ネタ、士郎正宗の原作版、この話は長くなるのでフチコマをどう捉えるかは各々インターネットに潜って確かめて欲しい。

 話はパーツ状態でで眺めるフチコマの話に戻るが、このハッチ裏のメカ表現がもうね、士郎正宗秘伝のタレすぎる。この絶妙なグロス仕上げがもうね、ドセクシー。対して赤色のカウル(?)がツヤ消しで成形されていて、ツヤ感もコントラストが生まれてケレン味強強。大変良い。

 接着剤で貼っていくキットなのだがタミヤの流し込み接着剤(速乾)をちょちょっと差していけばしっかり留まってくれる。どちらかというと嵌め合い精度がゆるめの設定なので、パコパコとパーツを合わせては接着剤を差して……と、サクサク組み上がる快速キットだ。この組み味に関してはPLAMAXのプラモに通じて言えることだと思っている。今回のフチコマは接着剤不要のスナップフィットキットとしても成立しやすいモチーフだと思うのだが、「接着剤を使うからこその組みやすさ、そして組む楽しさ」をプッシュする設計意図、理念を感じた。

 このフチコマの美脚!メカなのに健康美すら感じる! 各関節は曲げ伸ばしこそできないが、躍動感ある造形でこの時点で良すぎ。そしてランナーに収まる脚パーツの並び、及び脚パーツのナンバリングがパーフェクト!だった。前脚(右)、前脚(左)、後脚(右)、後脚(左)とそれぞれランナー内で列を成してスタンバイしてくれているのでメチャクチャ親切。スムーズかつストレス無しで4脚全てを組むことが出来た。ぜひこのおもてなしの心を多くの方に体験してもらいたい。

 まずは組み上がるフチコマ、見てこれ、士郎正宗でしかないでしょ!? 半艶ぎみで鈍く輝く赤と、ヌルテカのメカグレー。この2色のプラ成形色のコントラストが何度も言うが本当にセクシーだ。士郎正宗がデジタルペイントで描くイラストの雰囲気すら感じる。原作漫画のイメージどおりの再現度にはマジ脱帽。シロマサファンの皆さん、マストバイの傑作キットですよこれはー!

 「無塗装プラ成形色まんまでもイメージ通りのフチコマ!」と言いつつも、カメラアイの背面にあるリフレクター部にはメッキマーカーを塗り、クリアパーツの輝きを増々にしていたりする。いや、ほら、カーモデルとかもリフレクターを塗っただけでリアルが爆発するでしょ? そんな「ワンポイント塗装でフチコマの目ヂカラUP!」という話はまたの機会に!そんじゃ。

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