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ハセガワの最新カーモデルを作るなら、先端が直角に曲がったニッパーを装備しよう!

 ツノダの「カクっとニッパー90°」を買いましょう。なぜならみなさんがハセガワのシルビア(S110)を作るときに必要だからです。いやパーツをワクから切り取るだけならふつうのニッパーがあればいいんですけど、最近のハセガワのカーモデルには成形の都合上ボディの内側に大きな丸い突起が生えているものがあるんですよね。

 ハセガワ最新作のシルビアの場合、フロントウィンドウとボンネットのあいだに2本の長い棒が生えています。このままだとシャーシと棒がぶつかって組めない。どうすればいいかと言うと……。

 説明書に「切り取る」と書いてあるのでじゃあ普段プラモデル作るのに使っているニッパーで切ろうかなっつう話になりますよね。やってみればわかります。刃先が真っ直ぐな普通のニッパーだと斜めにしか切れない。かぐや姫でも出てくんのかっつう斜め切りになってしまい、これはあまり気持ちがよろしくない。

 そこで「どんな奥まったところでもガッチリ水平に切れる刃」を探していたら、すでにnippperでは刃が60°曲がったニッパーを紹介している記事があったのですが、「諸君、根本的に直角で、直角で行くだろう直角で!」という気持ち(三島的マッチョイズムの発露)になったため直角ニッパーを買ったところ、完全に根本からゴッソリ行けました。これは完全なる勝利です。

 正直このニッパーは断面のキレイさよりも「こういう特異なシチュエーションに対応する刃の形状」に特化していて、アルミ線ならφ3mm,プラスチックならφ5mmまで切れるという絶大なパワーを売りにしています。なので対象物がスパッと切れるわけではなく「グググ……ゴチン!」と切れる日曜大工的な領域の手触り。ボディの裏に生えた不要な部分を根本からゴッソリ切るというのならこういう工具が頼もしいじゃないですか。モデラーは工具が欲しくてプラモデル作ってると言われてもウソじゃないっすからね。

 私の記憶ではハセガワのセリカLBなんかもルーフの裏に出っ張りがあって、これを4つほど切り落とす指示が説明書にありました。これも手持ちの工具でちゃんと処理しようとするとなかなか難しいな〜と思ったもんで、今回のような特殊工具を持っているとプラモデル製作のみならず、なんか奥まったところから生えてるいらんもんを根本からゴッソリ行きてえ〜という人生で何回あるかわからないシチュエーションのときにパートナーやお子様からめちゃくちゃモテること間違いなし。ということで「いざというときのための工具箱」に忍ばせておきましょう。そんじゃまた。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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