

第二次世界大戦において戦車帝国となるドイツ。その礎となったのが「I号戦車」です。後のII号戦車同様、とてもコンパクトな戦車で、戦車模型のメインスケールである1/35スケールでも手のひらに収まります。
このI号戦車を、バイク模型とセットにした送り出してきたのが韓国のメーカーであるアカデミーです。とても実直に作られた戦車模型でパーツ数も多いのですが、それぞれのパーツが本当にピッタリ合うので組み立ての難易度自体は高くありません!

セットされるバイクもプラパーツでかなり細部まで表現されていましたが、I号戦車も同様に細かなパーツ分割がなされています。組み立て方式やパーツ分割もトリッキーな部分はなく、戦車模型のスタンダードとも言える内容です。

各パーツの表面のディテールは素晴らしく、1パーツ成型された砲塔は、小さなリベットもメリハリあるディテールに仕上げられています。他のパーツも同様で、小さい戦車の中に存在するリベットや溶接痕の成型が美しいので、完成後とても引き締まって見えます。

フィギュアはバイクに乗る兵隊同様、デジタル造形を採用したシャープなもの。ヘッドパーツは2種選択できます。腕の合わせは、服の皺と皺と合わせる感じで、正しい位置に接着します。

I号戦車B型は、最初に量産されたA型のパワー不足を補うために、クルップ社製の水平対向4気筒空冷ガソリンエンジンからマイバッハ社製の直列6気筒液冷ガソリンエンジンに換装されたもの。それにより車体後部のレイアウトが変わります。その変化を楽しめるのがこちらの後部パーツです。1パーツの中にハッチやグリルなどのディテールが混在していて、見どころあるパーツとなっています。

車体に装備される車外装備品(OVM)は、ほとんどが別パーツ。細いパーツが多いので、よく切れるニッパーで丁寧にカットしていきたいところ。

足回りは超実直な構成。ある程度の長さで1パーツに成型された履帯パーツに、1枚1枚カーブ部分の履板を貼っていきます。かなり作りごたえがありますよ。


足回りが終われば楽しい車体組み立て工程へ! 各パネルごとに分割されている車体パーツがピタピタとあっていくパーツ精度は気持ちいいの一言! そして1パーツずつ貼っていく車外装備品が小さい戦車にさらに情報量を追加してくれて、どんどん勇ましくなっていきます。

フィギュアを乗せて完成!! パーツは細かいですが、接着のすり合わせをするところもなく、ピタピタと快適に貼っていけます。前面装甲に取り付けられている牽引ロープが一番難しかったな〜と思わせるほど、他の組み立ては完璧です。これが現在のアカデミー戦車模型のスタンダードなのだとI号戦車が教えてくれました。

付属するバイクとセットで価格も3000円台(アマゾンの価格です)で購入できる本キット。戦車、人、軽車両がワンパッケージで楽しめるので、現在のアカデミープラモのレベルを一気に知ることもできます。完成するとどちらも手のひらサイズのモチーフですが、ディテールの凝縮感は半端なく、とてもかっこいいのでオススメですよ! ぜひ作ってください。それでは〜。