

ウェーブが「1/35スケール ボトムズ」シリーズを送り出したのが2014年。その記念すべき1番アイテム「ラビドリードッグ」の魂を継いでいるプラモデルが、10年の月日を経て登場しました。『装甲騎兵ボトムズ』というアニメの中でも超スペシャルなAT(アーマードトルーパー。ボトムズの世界のメカを指します)、「ストライクドッグ」です。

上の写真のプラモが記念すべきシリーズ第1弾である「ラビドリードッグ」。劇中では主人公のキリコがクライマックスに搭乗するATです。ラビドリードッグはストライクドッグを元に強化したAT。まさに今回のストライクドッグは、ラビドリードッグにとってのアニキになるのです。シリーズ10年の節目にアニキがでかいソリッドシューターを担いでやってきたのです。俺たちに購入を回避する術は無し……だってパーフェクトソルジャーのATだもの。

シリーズ10年の記憶が一箱に詰まっています。このランナーはラビドリードッグのもの。ストライクドッグとデザインが共通のパーツたちです。アニメ設定では弟ですが、プラモのパーツは兄。「1/35スケールでラビドリードッグが楽しめるのか〜!」というあの時の感動を思い出させてくれます。

そしてこちらがストライクドッグのパーツ。特徴的な脚部、よりATらしい足首、カメラパーツ、スペシャルなAT感を印象付けるミッションパックのバーニア……まさにストライクドッグがここにいるのです。

右腕のクローと共に、ストライクドッグの迫力を増してくれているのが大迫力のソリッドシューター。このパーツも新規ではなく「スタンディングトータスMk.II」に入っていたものが流用されています。主役メカから敵メカまで、じっくりと続けてきている本シリーズだからこそ、横のつながりが持てるのです。

ストライクドッグのアイコンとも言えるカメラ部分。他のATにはない、ヒロイックさと凶暴さが秘められているこのライバル機らしいデザインのパーツをカットした瞬間、あなたもパーフェクトソルジャーのATの魅力に引き込まれます。

そしてやっぱり気持ちの良いパーツ。本キットではクリアーパーツは付属せず、白いパーツで蓋をして、シールを貼る仕様になっていますが、このディテールがかっこいいので、僕は白いパーツ取り付けませんでした。かっこいいなら剥き出しでいいのです。そう「ザ・ラストレッドショルダー」で魅せた剥き出しイプシロンのように、俺も剥き出しの精神でプラモを楽しみたいのです。

ヒロイックな機体でも、アンテナの根本にあるスプリングのような「AFVのデザイン」が感じられるディテールがあるだけでボトムズらしさがでるよな〜と感じます。戦車のアンテナの根本と同じように、柔軟に動くのでしょう。

そしてストライクドッグは、ATの中でもボリュームのあるH級というカテゴリーに属しています。同スケールの他のATプラモと並べることで、よりその存在感が際立ちます。コレクションの花形に間違いなくなるプラモデルです。
内部構造のパーツやクリアーパーツなどを排して、組みやすさを重視しスタイリングとカラーリングを気軽に楽しめる「ST版」で登場したストライクドッグ。全部盛りの「PS版」も出るかもしれませんが、まずは本キットを組んで、シリーズ10年の味わいを堪能してください。ストライクドッグというスペシャルなATだからこそより深く味わえますよ。それでは!