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アオシマのおもてなしは外観に宿る/ボディ作りの楽しさ溢れるランエボ ファイナルエディション

 家のそばにパジェロが止まっていることに最近気付いた。それを見て「三菱の車って最近は見かけないな」と思うようになった。そういう風に思い出すと、急に街中で見かける三菱の車はレアという気持ちになってくるから不思議だ。アオシマの1/24ランサーエボリューションを購入したのはそういった三菱の車への関心と、真っ白い箱に描かれた精悍な見た目がいかにも名車という感じがして惹かれたからだ。このプラモデルはXモデルとファイナルエディションの選択式。ファイナルエディションの実車は2015年に販売されたということで、懐かしさを感じさせないかっこよさなのも良いと思った。

 箱を開けてみると思った以上にパーツが多い。これは大変そうだと思ったが、多いと感じた正体はランナーの枚数だ。ボディのフロント部分で一枚、リア部分で一枚……いった具合で細かく分けられている。それにホイールも2種類ある。

 作り始めると枠だけになるランナーや、選択しなかった車種の使わないパーツがどんどん生まれる。車内は後部座席と床が一体成型であっさりとまとめられ、対して外観に関わる車高の高さを選べるシャーシは細かく作るといった感じでメリハリのある作り心地だ。

 ボディのパーツ分割がとくによく、バラバラになった前後のパーツや三菱マークのあるフロントグリル周辺とボンネットは別パーツ。これらが精度よく収まるのが気持ちいい。サイドミラーだけ接着して、全体をスプレーで塗装するとかなり楽で、その後にメッキパーツを挟み込めばボディはだいたい完成とかなり楽をさせてくれる設計だった。

 それに嬉しいのは赤とオレンジのブレーキランプとウィンカーのパーツだ。早く組み立てたいという気持ちに寄り添うように、こういったものが用意されているのは嬉しい。他にもフロント、リアガラスを塗装するためにはマスキングシートがついているし、メッシュは網目が斜めになるように断裁されたのものが入っている。こういった細かな気遣いがプラモデル作りに速さを与えてくれる。

 あっさりとしたインテリアと、綺麗に仕上げやすいようにと考えられた分割と色分けの外観はランサーエボリューションという名車をいつでも私たちは作り上げることができるとアオシマが約束してくれているような気がした。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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