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これぞプラモデルのサスティナブル補修!パーツカットのミスは机の上に転がっているアレで直しちゃおう。

 毎日30分手を動かしてきた「ハセガワ 1/72スケール 戦闘メカザブングル ザブングル重武装バージョン」が遂に組み上がりました!! このボリューム、堪りません。接着できるところはバンバン接着しているので、ポロポロパーツも落ちません。接着剤を使わなくても組めるプラモでも、接着剤を使うとさらに組みやすくなるよ!

 組み上げてみたら、超目立つ額のパーツを豪快に抉っていました。目立たない箇所を抉ってしまった時は、強引にやすりがけをして現場合わせしちゃっても良いのですが……。この額は、抉った箇所に合わせてヤスリをかけると、明らかに形状が変わってしまいますね。そんな時、あなたを助けてくれるアイテムは、机の上に転がっているのです!!

 見てください! パーツをカットした時に出るプラスチックの欠片です。まさに机の上に転がるブルーストーン!(ザブングル観てね。面白いよ)これを、抉ってしまった箇所に接着剤で貼って、削るだけで良いのです! 超サスティナブル補修でございます。

 いきなりプラスチックの欠片を貼るのはやめましょう。貼りやすくするために、抉ってしまった箇所を少しだけデザインナイフであえて広げます。こうすることでプラの欠片の接着面積が増えて安定し、より綺麗に補修できます。

 小さなパーツを貼る時に便利なのが、粘度の高い白蓋のタミヤセメント。蓋についているハケ部分にパーツを持っていくようにして接着剤を塗ると、小さなパーツにも接着剤が塗りやすいです。

 抉ってしまった箇所に欠片を貼ります。溝にしっかりとはまるようにグッと押し込みましょう。

 位置決めが終わったら、GSIクレオスのMr.セメントSPを流し込んで、より強固に欠片を接着。SPはプラを溶かす力がすごく強いので、欠片とパーツが接着面で溶け合ってしっかりと融合します。

 この状態でしっかりと乾かします。僕はここまでやったら寝て、翌日にこの欠片の形状を整えました。

 あとはパーツの形状に合わせて、ヤスリで欠片を削り整えていきます。

 見事修正完了! 同じ成型色のパーツで補修しているので、補修箇所も目立ちません。いつもはすぐに捨てちゃうプラスチックの欠片も、このように有効活用できます。もしパーツをカットした際に、大きく抉ってしまったら……ぜひあなたの机の上をじっくり見てください。そこには役に立つプラスチックの欠片が転がっているはずです! それでは!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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