週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はプラモを作るための工具を自分で作るプラモ「タミヤ クラフトツールシリーズ No.14 電動ハンディドリル」をご紹介します。電動ドリルがプラモだって? どういうこと?
プラスチックや木材にゴリゴリと穴を開けられる本格的なドリルが作れるキットです。プラモを作るための工具がプラモの様な商品の形態で売っているのもユニークだし、それを自分自身の手で作るってのも楽しいですね。電動ドリルは一つ持っていると本当に便利! まだ持ってない人は、このキットを作って手に入れちゃいましょう。
ミニ四駆の様にギアやシャフトにグリスを塗る箇所が多数あります。滑らかに動いてくれよ〜って祈りながら、ひとつひとつのパーツに塗り込んでいきます。普段は電動で動くものを作らないので、こう言った作業が新鮮であり、完成後にちゃんと動くかな〜というドキドキ感も常に感じていました。
組み立てながら、各部の連動ギミックをチェック! トリガーを引くと内部のレバーが連動して、スイッチ金具が電池にピタッと合わさる流れが見えます。作ることでメカの内部がわかるので、本当に楽しいです。
2mmのドリルの他に2種類のドリルチャック(1mm〜2mm用、2mm〜3mm用)が付属。お手持ちの1mm〜3mmのドリル刃をセットして使用できます。
組み立てて電池をセット。トリガーを引いてみると気持ちよい「ウィ〜〜〜ン」という音と共に、ドリル刃が回転し始めました。早速手元にあったフィギュアの足の裏に、塗装の持ち手に刺すための穴を開けてみます。
楽しく作れて、しかも性能もしっかりしている「タミヤ 電動ハンディドリル」。こちらの兄弟機としてリューターも発売しています。プラモを作るための工具を、キットとして提供し、プラモを作る楽しさをさらに味合わせてくれるタミヤに乾杯ですね! ぜひこの週末、あなたの手で電動ハンディドリルを作ってください。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)