穴よりも「ドリル」が欲しかった!/組み立てる。色を塗る。マイ・ハンディドリルを手に入れる。

 いい道具はいい。しっかりした機能に加え、意匠や手触りにも気を配った、ちゃんとした「道具」。持ってるだけで、なんか模型が上手くなった気がする。やる気が湧く。そう、モチベーションは売ってたりする。モチベーションを買えるなら安いものだ。しかも、なんかあったとき役に立つんだから、一石二鳥。

 穴を空ける予定は無いけど、便利そうでカッコイイ、タミヤの電動ハンディドリル。つい買っちゃった。

▲ドリル……それは組立式!!

 プラキットのモーターライズはタミヤの十八番ですが、まさか電動ドリルまで工作キットにしてしまうとは恐れ入る。まさに「1/1電動ドリル」。組み立てるということは、構造を把握できるワケで、自分で分解して修理も可能ということ。理に適った商品かもしれませんね。

 いやしかし、こう……プラスチックだと、どうしても色を塗りたくなるよね……モデラーとしてさ。よ~し、家に引きこもりがちなモデラーの外出チャンス!行きますか!屋外での缶スプレー吹きに……。

▲情熱の赤、光沢のイタリアンレッドをスプレーしてきました!ゼェ、ハァ……
▲塗膜を乾燥させて翌日。つや消しのNATOブラックをスプレーしてきました!フゥ……

 そうそう、大面積はマスキングテープじゃなくて養生テープでマスキングするとコスト的にも工数的にも楽です。

▲仕上げに、シタデルカラー・コラックスホワイトを面相筆で筆塗り。

 塗膜の強度はアレだけど、重ね塗りすればつや有りの上にも意外と塗れるのよ。逆に考えるんだ。塗膜は剥がれてもいいと。また、組立てにはニッパーとピンセット、ドライバーとラジオペンチが必須なので注意されたし。

▲ギヤにグリスを塗って、モーターをはめて、単3電池2本を仕込みます。ミニ四駆ライクで楽しい……!

 完成すると、モーターのシルバーが排熱スリットからチラ見えしてるのが熱い!文字通り!無駄のない形状!特に意味の無い塗装!いや、テンション上がるから意味は、ある。

▲誤動作防止ロックや、ドリルチャックを着ける為に回転をロックするボタンがついており、機能は本格的。

 ドリル径は1mm~3mmまで対応しており、キットには2mmのドリルが付属します。軽量小型でとりまわしが良く、なかなかパワフル。特に、プラモデルの台座に穴を空けたり、真鍮線の軸打ちなんかに効果を発揮しそうですね。

▲うおおお無駄に穴を空けまくるぞ〜〜!!

 今、私は「高速で楽に穴をあけられる」という未来を手にしました。カッコイイ道具は所有欲を満たすだけでなく、持っているだけで未来の分岐点を増やしてくれます。

 ゼルダの伝説みたいなアクションRPGで、新たな道具によって行けるエリアが増えるのと同じですね。ギュルギュル進むんです。ギュルギュル。

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。