

戦車模型の世界で大人気のモチーフが「フィールドキッチン」。戦場での食を支える大事なものです。日本ではタミヤのキットが人気で、多くの人に愛されています。また、先日開催された全日本模型ホビーショーでは、ファインモールドが旧日本軍のフィールドキッチンとも言える「帝国陸軍 野戦炊事セット」の発売を発表しました。

フィールドキッチンも変わらずのミニアートな姿勢でございました。ミニアートはディテール表現を細かなパーツに分けて表現してくるメーカーの最先鋒。フィールドキッチンもありとあらゆるところがパーツ分けされています。よく切れるニッパーと、ピンセットが必須です。そして何よりインパクト抜群だったのが「タイヤの輪切り」です。

やりたいことはめっちゃわかる!! タイヤのトレッドパターンを表現したいので、1枚1枚輪切りになっているのです……。おじさんはドーナツ状でいいのよ!! こんなにスライスしなくてもいいのよ! と心ではなく声で叫びました。
実際にタイヤ・ホイールのパーツを並べると、今夜は君とランデブーだね! って気持ちになり、他のランナーを製作の邪魔にならないように箱に戻しました。

パーツを並べると、ウルトラマンの八つ裂き光輪(すごい技名ですよね)もびっくりな数の輪が目の前に。こんなにたくさんパーツがあっても、完成するのは台車のメインとなる4本のタイヤと、予備タイヤ1本。

ゴム製のもの、プラでタイヤ部分のみ1体成型されたもの、このように輪切りにされたもの。タイヤって本物は見た目以上にディテールも細かいので、メーカーのさまざまなアイディアが盛り込まれるパーツなんだと再認識。ミニアートのタイヤは作るのは確かに大変だけど、完成するとその塊感にグッときます。フィールドキッチンでもタイヤはとっても目立つ部分だから、ここまで気合を入れたんでしょうね。馬とか、台車の細かさにも驚きましたが、何よりタイヤは伏兵であり、本プラモのメインディッシュとなりました。おしまい。