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帝国陸軍のご飯装備がプラモになってやってきた!「ファインモールド 1/35 ミリタリーシリーズ 帝国陸軍 野戦炊事セット 九七式沸水車」


 兵隊というのは人の集まりであり、人が集まればそこにメシの需要がある……。人間が切っても切れない食事の話は、どこもエピソードがいっぱいです。大戦中も現在も、国によっては”パン焼き部隊”と言える部隊まであります。そして多数の人間に糧食を提供する”フィールドキッチン”と呼ばれる装備は人気があり、立体化の機会に恵まれています。

 さて、そんななかでも地味になかったのが帝国陸軍のご飯装備です。基本は飯盒炊さんだったようですが、やはり多くの人間にご飯を食べさせるための装備があり、そして意外なことにこの車輌はお湯を作る車輌でした。結構食事に関して真面目に研究をしていたようで、やはり必要カロリーなどを計算していたりと基本からしっかりしていたようです。

 そういう知識は、ファインモールドなら組み立て説明図にぎっしり詰まっています。今回立体化された九七式沸水車と野戦炊事セット。これ、なんなの? という疑問どころか、なるほどちゃんと考えて作っているんだな……とこれでもかと知識を小さい文字でガンガン詰め込んでくれます。

 さらに3体付属するフィギュアは3Dスキャン技術を利用したもので、実感たっぷりです。まるで板前のような渋カッコイイおじさまだ。

 デカールは日本語がいっぱい! 今回食料の木箱が付属していて、文字表記の法則やその箱の正確さなど、帝国陸軍小物の解像度がぐっと引きあがる内容となっています。

 組み立てのハイライトはやはり大きな沸水車でしょう。窯の上にアーチ状のタンクを取り付けると、この車両のテクノロジーの一端が覗けます。

 大きなかまどの外装パーツ、表面の加工がこの材質感を表現しています。こういうの頑張っているところ、本当にファインモールドらしくてステキ。分解して運搬できるようで、本物もプラモのように5枚で割って運ぶんですね

 組み立てるとこんな感じ。大きなしゃもじと大きな鍋、学校給食を作る人もこんな装備でしたね。おいしいごはんありがとう……。

 水を取り出すアニキは軍衣をびしっと着て、やたら体幹がびしっと決まったポーズ。体使う仕事ですからね……。

 木箱を台座に、たくあんを切るアニキ。包丁も地味に陸軍の資料から引き出したこだわりの形状! 並べるだけで何か空気感が出て、おいしそうなにおいが漂ってきそうじゃないですか……。キットはパーツもピッタリ合って組み立ても簡単。ぱくぱく作れて、プラモデルの空腹をさっと満たしてくれる存在です。心安らぐ食事のひとときを提供する存在、きっとあなたも満腹になれること間違いなしです。

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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