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今年最強のオモウマいプラモ「1/35スケール 野外炊具1号(22改)」を作ろうぜ!!

▲何このハイテク調理器具!? 超うらやましい~~

 「ジャパニーズフィールドキッチン」を1/35スケールプラモで楽しめる日が遂に到来!!!
 野外での自衛官の食を支え、被災地などでは一般市民の食と心を助ける、陸上自衛隊の武器なき最強の装備「野外炊具1号(22改)」です。キット化したのは、1/72スケールや1/35スケールで様々な自衛隊車両をキット化しているアオシマ文化教材社。しかも野外炊具1号だけでなく、ひと箱に「3つ」も陸上自衛隊の車両がセットされたスペシャルプラモとしての登場なのです。まさに夏休みはこのプラモで決まりっす!!!

▲ひとつの箱に3つも素敵なサムシング!! 3 1/2tトラック(SKW-476)、野外炊具1号(22改)、1t水タンクトレーラ。1/72スケールが先行して発売されていましたが、満を持して1/35スケールで登場なのです
▲そりゃ3つも入っているのですから、箱の中はパンパン!! 箱を開けるだけでワクワクが止まりません

 このキットはすでに発売中の3 1/2tトラック(SKW-476)に、完全新規の野外炊具1号(22改)と1t水タンクトレーラをセットした豪華プラモです。その中から今回は「野外炊具1号(22改)」をピックアップします!!

▲45分以内に200人(最大250人)分の食料を調理できるスーパーマシン!!

 ミリタリープラモにおいて調理器具というのは特別な存在。それはタミヤのミリタリーミニチュアにラインナップされている「フィールドキッチン(ドイツ 野戦炊事セットとして現在発売されています)」という存在が大きいです。戦いの中で避けられない「食」と言うものを、プラモで掘り下げた伝説のキットは、多くの人の心に刺さり、「フィールドキッチン」という言葉を模型世界の中に浸透させたのでした。
 そして今回アオシマから登場したこのキットは、まさに令和のフィールドキッチン。しかも私たちの国で活躍している物です。

▲タミヤのフィールドキッチンの内容はこちらの記事からどうぞ
▲箱の中にパンパンに詰まったランナーから「野外炊具1号(22改)」のみをピックアップ。あれれ?? めっちゃすくなくないですか?
▲凄い数のピン。こちらは、かまどの蓋のピンです
▲調理器具を搭載する車体部分は、ガツンと1パーツ! ここにいろんなものを載せていきますよ~

 戦車や大砲のプラモには絶対に存在しないパーツがてんこ盛り!!! 初対面ばかりのパーツを切り出して貼って行くという体験を、作り慣れたミリタリーモデルから得られて最高の時間でした!!

▲ここら辺のパーツは、組み合わさるたびに調理器具が爆誕していくので最高です
▲釜ですね! 学食とかでも似たようなのを見たことあるな~~なんて気分になりました
▲そしてランナーに刻まれたこの文字に「やった~~~」って気分になります
▲今年1番かっこいいミリタリープラモが完成しました。こんなにかっこいい調理器具の塊をプラモで作れる幸せ!! 梯子は展開・収納を選択できます。3 1/2tトラック(SKW-476)と合わせて牽引することも可能です

 汁物・炒め物・揚げ物、米炊きなどなんでもござれ!! 約200人分の主食と副食を同時に約45分で作ることができ、お米だけならおそよ20分で600人分の炊飯が可能です。プラモ化された調理器具を見ていきましょう!

▲6つのかまど(実車の22改は、このかまどを本体から分離させることができます)。かまどの側面の操作盤はパネルが閉じた状態なのですが、デカールには中の操作盤を表現したものがあります
▲上の写真のかまどの脇にいたこちらの器具。一番左が野外対応型球根皮剥機、真ん中がバッテリー、右がスライサーです。ジャガイモの皮むきは、1回10kgを約2分で終えます。スライサーは、約375kgの野菜を1時間で細断できる性能があるそうです。凄い……

 実車もプラモも心温まる「野外炊具1号(22改)」。武器の無いミリタリープラモは、いつもとは異なる体験をあなたに与えてくれると思います。これは隣にいろんなフィギュアを置いて遊びたくなりますね!! 次回はこのプラモの中に入っている「1t水タンクトレーラ」を組んでみようと思います! お楽しみに~。

▲新旧揃えていい景色~
フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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