「ジャパニーズフィールドキッチン」を1/35スケールプラモで楽しめる日が遂に到来!!!
野外での自衛官の食を支え、被災地などでは一般市民の食と心を助ける、陸上自衛隊の武器なき最強の装備「野外炊具1号(22改)」です。キット化したのは、1/72スケールや1/35スケールで様々な自衛隊車両をキット化しているアオシマ文化教材社。しかも野外炊具1号だけでなく、ひと箱に「3つ」も陸上自衛隊の車両がセットされたスペシャルプラモとしての登場なのです。まさに夏休みはこのプラモで決まりっす!!!
このキットはすでに発売中の3 1/2tトラック(SKW-476)に、完全新規の野外炊具1号(22改)と1t水タンクトレーラをセットした豪華プラモです。その中から今回は「野外炊具1号(22改)」をピックアップします!!
ミリタリープラモにおいて調理器具というのは特別な存在。それはタミヤのミリタリーミニチュアにラインナップされている「フィールドキッチン(ドイツ 野戦炊事セットとして現在発売されています)」という存在が大きいです。戦いの中で避けられない「食」と言うものを、プラモで掘り下げた伝説のキットは、多くの人の心に刺さり、「フィールドキッチン」という言葉を模型世界の中に浸透させたのでした。
そして今回アオシマから登場したこのキットは、まさに令和のフィールドキッチン。しかも私たちの国で活躍している物です。
戦車や大砲のプラモには絶対に存在しないパーツがてんこ盛り!!! 初対面ばかりのパーツを切り出して貼って行くという体験を、作り慣れたミリタリーモデルから得られて最高の時間でした!!
汁物・炒め物・揚げ物、米炊きなどなんでもござれ!! 約200人分の主食と副食を同時に約45分で作ることができ、お米だけならおそよ20分で600人分の炊飯が可能です。プラモ化された調理器具を見ていきましょう!
実車もプラモも心温まる「野外炊具1号(22改)」。武器の無いミリタリープラモは、いつもとは異なる体験をあなたに与えてくれると思います。これは隣にいろんなフィギュアを置いて遊びたくなりますね!! 次回はこのプラモの中に入っている「1t水タンクトレーラ」を組んでみようと思います! お楽しみに~。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)