

「ほどよい大きさのミニチュアが欲しい!」というのがプラモデルを作る楽しさと同じくらい大事にしたい気持ちっぽいことに、ツリーマンのプラモデルを買って気づきました。ツリーマンは『ブラッドボウル』というファンタジー世界で繰り広げられるフットボールに出場する選手。ブラッドボウルはミニチュアを使ったボードゲームです。
ゲームのルールはわからないし、遊ぶ予定もない……なんてことはツリーマンを見た瞬間に吹っ飛びました。手に入れたのは秋葉原のウォーハンマーカフェ。家に帰ったらお菓子のような中箱に丁寧にしまわれたランナーが二枚入っていました。

樹皮がメキメキと音を立てて、動き出しそうな姿。動力源は口の中に仕込まれた怪しげなドクロのカップです。枝の付け根もなんかマンドラゴラっぽく脚が生えているように見える。作ることで「ああ、こいつはそういうキャラなのか……ふむ」と自然とブラッドボウルの世界観に引きずり込まれそうになります。そしてほんとうに楽しいのはこういった幻想的な見た目が気持ちいくらいにカチカチと組み合わさること。樹皮のギザギザ感とプラモデルってこんなに相性がいいのか。
快適な組み心地の最後。腕の取り付けはまさかの「好きに接着してね」という状態。腕の付け根が球状になっていて、それを身体に取り付けます。そのときの角度を自由に決められるというわけ。さっきまでは唯一の正解を教えてくれていたのに、急に放り出される。

腕の角度の次第で脅かしているのか身構えているのか表情がつけられるものだなぁ、とタミヤのクラフトボンドで仮組みをして様子を見ています。とりあえず、手近にあった1/35スケールのタミヤの兵士と一緒に撮影。
いや、なんか仲良さそうでいいですね。こういうコップくらい背の高さのミニチュアでとんでもない見た目をしているものって、部屋にポツンと置いてあると楽しいです。ルールがわからない、遊び方がわからない、原作がわからない、そんなことはお構いに無しに見た目優先で突っ込んで楽しむのもプラモデルの面白さなのです。