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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。タミヤレジェンドプラモの帰還をこの週末祝おうじゃないか!「ドイツ対戦車自走砲 マーダーII」

▲この渋かっこよさ!! タミヤミリタリーミニチュア(以下MM)のスーパーレジェンドのお通りだぜ!!

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は超名作の帰還でございます。1975年に発売された「タミヤ ミリタリーミニチュア No.60 ドイツ 対戦車自走砲 マーダーII」をご紹介します!! スーパーレジェンドです。古いプラモだからといって侮らないでね!! もう、上の写真でかっこいいでしょ。そう、かっこいいんです。このプラモ、長らく市場になかったのですが、先日再生産されたんですね〜〜。この機会を逃すと、本当に勿体無いので、もうポチってから記事読んじゃってOKです。それでは参りましょう!!

▲小さい車両だけどこのパーツボリューム!! 完成すると密度感がすごいのだ

 マーダーIIは、第二次世界大戦中にその性能が過去のものとなってしまった「II号戦車」のシャシーなどを活用して対戦車自走砲に改造したもの。小さな車体に強力な75mm対戦車砲を搭載したアンバランスなデザインがなんともかっこいい車両です。このキットはタミヤミリタリーミニチュアにとっても初めての本格的なオープントップ車両(めっちゃ雑にいうと砲塔に屋根がない。オープンカーをイメージしてね)として開発されました。そのため、現在350を超えるラインナップを誇る本シリーズの60番目という序盤のアイテムながら、車体内部もみっちみちな濃厚ディテールを楽しめる気合いの入ったプラモとして完成しています。

▲75mm対戦車砲は「No.47 ドイツ75mm対戦車砲」のキットからパーツを活用。このキットもすごくかっこいいのでおすすめです
▲対戦車砲のディテールは見応え抜群ですよ
▲車体のパーツはとってもコンパクト。このサイズに、さまざまな物が収まっていきます
▲こちらが床。エンジンパーツもあります
▲組み立てていくと、各パーツのディテールがつながって、このように機関部が姿を表します。最近のタミヤのキットでも、ここまで表現しているものは少ないです。でもまだまだこのキットは盛られます……

 主砲、車体、どちらもディテールを楽しめるパーツの宝庫。それらが融合することで、小さな車体にディテールが密集するのでより密度感が感じられます。

▲防弾板の内側に設置された箱、通信機ラック、エアクリーナー、弾薬箱(戦闘状態・移動状態で蓋の開閉を選択可能)が入って、小さな戦闘室がパンパンになります
▲主砲を最後に搭載すればこの通り!! 無駄なく収められるだけ収めました! という美しさがあります。あと前後に積まれた木箱がいい味出してますよね〜〜

 アニキたちはノスタルジーを感じるバランスではありますが、軍服の造形やポーズはとても良いです。古いな〜なんて言わず、ぜひアニキたちも作って乗せてください。

▲双眼鏡は既に手と一体化。コマンダーのアニキのヘッドホンと帽子の間が抜けていて、薄いベルト状に見える成型も見事です
▲このポーズ、勇ましいですね〜〜。強力な主砲でソビエト軍を迎え撃つぞ!
▲車両の密度感がすごいので、後ろから見ても隙がありません。かっこいいですね〜〜

 久しぶりに市場に帰ってきたタミヤミリタリーミニチュアの傑作「マーダーII」。小さな車体にさまざまなパーツが取り付けられ、どんどんと解像度が増していく様子をぜひ味わってほしいです! 手のひらにすごい塊ができますので、めちゃくちゃ満足度が高いですよ。ぜひこの週末はタミヤのレジェンドプラモと一緒に遊んでください。ではまた!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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