週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は超名作の帰還でございます。1975年に発売された「タミヤ ミリタリーミニチュア No.60 ドイツ 対戦車自走砲 マーダーII」をご紹介します!! スーパーレジェンドです。古いプラモだからといって侮らないでね!! もう、上の写真でかっこいいでしょ。そう、かっこいいんです。このプラモ、長らく市場になかったのですが、先日再生産されたんですね〜〜。この機会を逃すと、本当に勿体無いので、もうポチってから記事読んじゃってOKです。それでは参りましょう!!
マーダーIIは、第二次世界大戦中にその性能が過去のものとなってしまった「II号戦車」のシャシーなどを活用して対戦車自走砲に改造したもの。小さな車体に強力な75mm対戦車砲を搭載したアンバランスなデザインがなんともかっこいい車両です。このキットはタミヤミリタリーミニチュアにとっても初めての本格的なオープントップ車両(めっちゃ雑にいうと砲塔に屋根がない。オープンカーをイメージしてね)として開発されました。そのため、現在350を超えるラインナップを誇る本シリーズの60番目という序盤のアイテムながら、車体内部もみっちみちな濃厚ディテールを楽しめる気合いの入ったプラモとして完成しています。
主砲、車体、どちらもディテールを楽しめるパーツの宝庫。それらが融合することで、小さな車体にディテールが密集するのでより密度感が感じられます。
アニキたちはノスタルジーを感じるバランスではありますが、軍服の造形やポーズはとても良いです。古いな〜なんて言わず、ぜひアニキたちも作って乗せてください。
久しぶりに市場に帰ってきたタミヤミリタリーミニチュアの傑作「マーダーII」。小さな車体にさまざまなパーツが取り付けられ、どんどんと解像度が増していく様子をぜひ味わってほしいです! 手のひらにすごい塊ができますので、めちゃくちゃ満足度が高いですよ。ぜひこの週末はタミヤのレジェンドプラモと一緒に遊んでください。ではまた!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)