みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

究極の可動式サスペンションを組んで楽しもうぜ!!「プラッツ ガールズ&パンツァー 最終章 1/35 M4A1 シャーマン 76mm砲搭載型 サンダース大学付属高校 リニューアルパッケージ」

▲ガルパンパッケージで、鋳造車体のかっこいいシャーマンを作ろうぜ!

 〉プラッツ ガールズ&パンツァー 最終章 1/35 M4A1 シャーマン 76mm砲搭載型 サンダース大学付属高校 リニューアルパッケージ

 プラッツが模型メーカー各社の協力を得て展開する、アニメ『ガールズ&パンツァー』の戦車模型。この度サンダース大学附属高校のM4A1 シャーマン 76mm砲搭載型が、パッケージを新たにして再登場となりました。リニューアル版は初回特典として「バトルダメージデカール」が付属します。

 こちらのプラモは、全世界のシャーマンファンに愛されているアスカモデルのシャーマンがセットされています。このキット、只者じゃ無い戦車模型でして、1回で記事を終えるのは難しいので、2回に分けてお届けしますね。

▲サンダースのみんながキットレビューしてくれるぞ! フミテシの出番はおしまい! 完ッ!!!

 ガルパンキットのお楽しみは才谷屋 龍一氏によるイラスト解説。BB戦士のプラモのように説明書に漫画が掲載され、それぞれの高校のメンバーがキットレビューしてくれるのです。つまり、これを読んでいただければおしまいなのです。はい。でも、実際に組んだライブな声も大事ですよね。だからフミテシ頑張ります!

▲このヌメ〜っとした曲面。見事なまでの鋳造車体。これを一度味わうと丸っこいシャーマンが大好きになっちゃう。かっこいいのよ

 シャーマンは多数のバリエーションが存在します。それに真摯に向き合ってきたのがアスカモデル。キットのランナーの中にも使用しない細かな差異を表現できるバリエーションパーツが収めれていて、シャーマン研究の歴史が樹脂化しています。全部組んだ後に、「この使わなかったパーツはなんだろう?」なんて眺めながら、色々なシャーマンをネットで検索してみるのも面白いです。

 M4A1 76mm砲搭載型は、アニメでは副隊長アリサの登場車として活躍します。実車は、強力なドイツ戦車に対抗すべく搭載された、76mm砲新型砲塔と、通常のM4の溶接車体とは異なる、丸みを帯びた鋳造車体となっているのが特徴です。

▲このキットの最大のお楽しみがナオミが言っている通り「可動式サスペンション」

 今回は本キット最大の特徴である可動式サスペンションをご紹介します。作る工程は多いのですが、完成するとボインボイン遊べるし、情景を作る時に段差を乗り越えたりする表現も可能となります。それを実現する特殊パーツが「発泡ゴムシート」です。

▲発泡ゴムシート! これをカットしてボギーの中に仕込むのじゃ!

 この黒い弾力あるシートを、説明書に記載されているサイズにカットします。カットしたもの3枚が標準。シャーマンは6つのボギーを組み立てるので、18枚カットして仕込むことになります。

▲ふふふ。これがアスカモデルのシャーマンよ。じっくり説明書を読もうぜ。接着しない箇所がほとんどなので、パーツをしっかりと押さえながら挟み込んでいきます
▲高さを固定できるプラ製のスペーサーパーツもあります。こちらはランナーからカットして、ボギー内部に接着するだけ

 シートをカットして仕込むのがしんどい……、もしくは動かなくて良いから高さを揃えたいって人のためにプラ性のスペーサーパーツもセットされています。これはランナーから切り出してボギーの中に接着するだけでおしまいです。

 「これを仕込めばお手軽に楽しめますね」なんて、いつもの感じで来ると思ったでしょ! フミテシを侮らないでね。俺にかかれば、発泡ゴムシートの切り出しなんて2分で終わるからね。俺はボインが大好きなのさ!!

▲指定のサイズに1枚カットしたら、あとはそれをガイドにハサミでザクザク切っていきます! 多少不揃いでも全く問題無し! 大体でもボギーの中には収まるよ〜〜

 律儀に1枚ずつなんて切らない! 中に収まれば良いのだから大体で良いのです。見えなくなるし。1枚しっかりとカットしたら、それをガイドにシートを切っていけばすぐ終わる! この切り出しさえ突破すれば、パーツの合いも最高なのでサクサクと可動式サスペンションが完成するのです。

▲まずこのサスペンションアームを12個作るのです!!

 押忍押忍!! 12個、どんとこい!! サスペンションアームを先に作ります。この後、先ほどの説明書で見せたボギー製作に入ります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_8415.jpg
▲このようにカットした発泡ゴムシートをセット。3枚入れるとスペースにピッタリ。プラパーツだけでなく、シートが入る隙間のサイズも完璧。本当に各パーツがぴちぴち合います
▲接着!!! このボギーに、先ほど作ったサスペンションアームを取り付ければ完成です
▲こちらが素の状態。指で押してみると……
▲発泡ゴムシートと可動式のサスペンションアームによって、ぐっと沈み込みます
▲これを6ユニット作るのだ!! 最後の2個くらいになると空気を吸うように組める!

 これぞアスカモデルのシャーマンの足元を支える至高の可動式サスペンション!! 6個組むのに1時間半費やしました。でもそれだけの価値はあるし、ボインボイン押しているのも楽しい。各部もすごくシャープで、このディテールの良さが車両に取り付けられた時にさらに、戦車をカッコよく見せてくれます。シャーマンプラモの最高峰を、ぜひこの機会に楽しんでください! それでは、またお会いしましょう〜〜。

 〉プラッツ ガールズ&パンツァー 最終章 1/35 M4A1 シャーマン 76mm砲搭載型 サンダース大学付属高校 リニューアルパッケージ

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

関連記事