濃度120%のガルパン特集が再臨。月刊モデルグラフィックス最新号でパンツァー・フォー!

 戦車模型の世界に大旋風を巻き起こした『ガールズ&パンツァー』、その最新作である『最終章 第3話』の特集だ!ということで月刊モデルグラフィックス2021年6月号です。作り起こした戦車の作例はじつに13両。さらにフィギュアに艦船にコラムに豆知識に……ととにかくてんこ盛りで、いわゆる「資料性が高い」ってやつですね。

 ガルパンというアニメは各高校の部活にそれぞれ実在する戦車が配備されているというすごい設定なわけですが、おかげさまで肩の力を抜きまくって戦車模型を軽率に買い、軽率に作るという概念をブーストさせたすごいアニメです。今回は日本帝国陸軍の戦車(パッと見はもうめっちゃとっつきづらいのです……)が大きくフィーチャーされており、シタデルカラーでメロメロと塗るとかっこよくなるよ、というお話もビシッと掲載。

 さらにソ連戦車とドイツ戦車にも少しタッチして、イギリス戦車とイタリア戦車も内藤あんもアニキが取り揃えています。どんだけ作ったんだ……。それはそうと、◯◯の戦いはどこで発生して誰がどう動いて……みたいな史実をいったん脇にどけて、見た目に好きな戦車を並べて遊べるのは本当にガルパンのいいところ。ガンプラをズラッと並べて遊ぶのと同じように、戦車をキャラクターモデルとしてリフレームするというのが楽しいんですよ。

 で、後半はフィンランド戦車がたくさん!マニアックなメカやハードな汚し塗装、迷彩のやりかたなどもガルパンのかわいい面々と一緒に読むことができちゃうんですな〜。現代のフィンランドがどうなってんのよ〜というコラムも挟まりつつ、戦車模型とガールズ&パンツァーという作品を全方位から楽しめる内容となっていますので、どの戦車がどんな仕上げなのか、そしてなんでその戦車がクローズアップされているのかを作品と一緒に堪能してください。

 ガンプラ作例はアッと驚くこのアイテム。いわゆる”カトキ版ガンダム”がなぜ30年以上の時を経てここまで人を虜にするのか、なぜ難しいのかを探りつつ作り出されたひとつの回答を堪能することが出来ます。パッキパキの面に的確なライティングで本当に見ていてうっとりしますね(そして「オレならもっとこうする!」みたいなのがいろんなところに見えてくるのがこのガンダムのおもしろいところ)。

 ほかにも紹介したい作例はあるのですが、どれもギミック(誌面を開いたときに「わ!」と驚く仕掛け)がいっぱいなのでぜひ手にとって読んでもらいたいんですよね。そういう意味でわりと実物を手元においておきたくなるモデルグラフィックス最新号、ぜひとも晩酌のお供に、GWのコーヒータイムのお供にゲットしてください。そんでは。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。