ガルパン劇中で陽気でフェアプレー精神を併せ持つアメリカンガール(日本人)のケイ隊長。サンダースの戦車道チームはケイ隊長含め、殆どが75mm砲搭載の無印M4シャーマンです。ファイアフライのようなケレン味こそないですが、ガルパンファンならばしっかりと模型で手元に置きたいものです。とはいえ、1/72サイズではガルパン仕様のM4シャーマンは未発売なので、「自分で再現するぞ!」と意気込んでトランペッター社のキットを買いました。
開封すると、転輪と起動輪が2種類、そして転輪とサスペンションが一体になった「時短パーツ」まで入っています。ちゃんとガルパン仕様も選択できます。さらには木箱、ジェリカン、オイル缶のオマケも!パッケージを外から見るだけでは分からなかった、うれしいサービスです。
シャーマンではお馴染みのライトガードは省略されており、車体各所にある吊り下げ用の逆U字のフックは半円状のモールドです。1/72では細くてすぐに折ってしまいそうですし、メーカーさんの判断は合理的ですが、ちょっと寂しい。これらはシャーマンの特徴ですし、おケイさんへの敬意を込めて真鍮線で工作します。
実車写真等をお手本に、先の細いラジオペンチや使い古しのピンセットで0.3mm径の真鍮線と格闘します。車体にピンバイスで穴を開けて、接着剤で固定!
大雑把かつトライ&エラーな工作ですが、雰囲気は出ます。最高。
残りのパーツもどんどん貼り、スキマが出来ればガルパンへの愛情とパテで埋めて、塗装まで進めます。モデルカステンの別売りデカールで校章を貼れば、サンダースの主力「M4シャーマン75mm砲搭載型」が完成!
よく見るとウムムなところもありますが、それよりも「有るべき物が有る」ことがしっくりくるように思います。オマケを使って補給の様子を作って遊ぶのもいいですし、ずらりと並べたくなるシャーマン。皆さんも、一家に一台以上、シャーマン戦車を!