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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。箱を開けるだけで最高の週末!傑作飛行機模型「タミヤ アメリカ陸軍 リパブリック P-47D サンダーボルト バブルトップ」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はタミヤ1/48傑作機シリーズの超名作「アメリカ陸軍 リパブリック P-47D サンダーボルト バブルトップ」をご紹介します。他の国の飛行機を圧倒するような巨大な単発機で、第二次世界大戦でも大活躍! タミヤのプラモデルも箱を開けただけでワクワクできる最高のキットに仕上がっています。

 この商品名にもなっている「バブルトップ」というのは、このキャノピーパーツを指しています。第二次世界大戦当時に、フレームの枠も少なく後方まで見渡せる視界の広いキャノピーを装備していること、さらにこのキャノピーの開閉が電動開閉式であったことは、P-47D サンダーボルトの先進性を象徴しているひとつといえます(この前にレイザーバックと呼ばれるタイプがあるので、下のリンクを読んでみてね)。

 P-47D サンダーボルトはアメリカ陸軍航空隊を代表する重量級戦闘機。戦場に投入された当時はドイツ本土爆撃に向かう爆撃機の長距離護衛に、そして1944年に入り新鋭戦闘機「P-51 マスタング」が登場すると、制空任務をP-51に任せて、P-47Dは頑丈さと1トン以上という搭載能力を活かして地上攻撃任務に活躍の場を移します。

 キットでは爆撃機護衛装備と地上攻撃装備どちらも選択することができるように、これだけ豊富な武装パーツがセットされています。

 翼下に吊り下げる武装だけでなく、P-47Dの翼には12.7mm機銃8丁も搭載されています。こちらも別パーツで表現されており、縦方向にパーツを配置することで銃口も開口された状態で成型されています。

 こちらのちょっと変わったパーツ。完成後は胴体のお尻あたりからちらっと覗くだけでのパーツなのですが、これもP-47Dにとっては欠かすことのできないキーパーツ。このP-47サンダーボルトは、世界で最初に排気タービン式過給機を搭載した単発機と言われています。その過給機の一部を表現したパーツになります。彫刻がとても綺麗なパーツなので、完成後にちらっとしか見えなくなるのがとても惜しいです。

 2000馬力級のP&W R-2800星型空冷エンジンと排気タービン過給機を組み合わせて高速力と高高度性能を追求。そのためシステムは巨大となり、P-47Dは同時代の単発機とは一線を画すマッシブさとなったのです。

 各バリエーションを考慮した形状と分割で成型されている胴体。それでもこの1パーツだけでP-47Dの迫力が伝わってきます。お腹側のパネルラインのメリハリやリベットは、本キットの見どころでもあります。

 そして翼付け根がまた美しいです。綺麗に彫刻されたリベットと、絶妙な曲面がなんとも色気ある造形となっています。そしてこのラインにぴたりと合うように、主翼の取り付けにもアイディアが盛り込まれています。

 胴体内に翼を取り付けるための桁パーツがセットされます。これによって主翼の位置がぴたりと決まるとともに、接着剤が乾く間に翼が垂れてきてしまうということもありません。

 主翼フラップはアップ、ダウンを選択できる基部パーツがセットされます。お好みのパーツを選択して組み立てましょう。フラップには繊細なリベットが打ち込まれているのも特徴です。

 コクピットパーツのランナー配置が美しすぎます! まるで展開図。このまま中央フロアにパタパタとパーツを合わせていけば、すぐに完成する道が見えます。

 このキットにはプロペラがめちゃくちゃ入っています! P-47の各バリエーションを考慮した設計のなので、まさにプロペラ祭りとなっています。このキットでは塗装パターンに合わせて、カーチス社製とハミルトン・スタンダード社製を選択することになります。最初に塗装図を見て、作りたいパターンを確認しておくと良いでしょう。

 そしてデカールです。パッケージのイラストでも見られるチェッカーフラッグのような市松模様や、ノルマンディー上陸作戦以降の地上攻撃任務で重要となった、白黒ストライプの識別マークもしっかりと入っています。いちからマスキング塗装でチャレンジするよりも、まずはデカールでトライし、ずれたり破れたりしたらそこだけ塗料でリタッチするという方がハードルは低いと思います。ぜひあなたのP-47Dにもこれらの素敵な衣装を纏わせてくださいね。

 P-51 マスタングと共に、第二次世界大戦最強の飛行機とも呼ばれているP-47 サンダーボルトシリーズ。その中でも「P-47D サンダーボルト バブルトップ」は、堅牢でバランスの取れた戦闘爆撃機として実力を示し、サンダーボルトの評価を決定づけた飛行機と言えます。その魅力を1/48スケールで思う存分楽しめる本キットを、ぜひこの週末に楽しんでください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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