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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。IV号戦車ファミリーの鬼マッチョ「タミヤ 1/35 ドイツIV号突撃戦車 ブルムベア後期型」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、見た目がめっちゃマッチョな「タミヤ 1/35 ドイツIV号突撃戦車 ブルムベア 後期型」をご紹介します。カッコ良すぎて震えるぜ〜〜。

 第二次世界大戦におけるドイツ軍の主力戦車だったIV号戦車には数々のバリエーションがあります。先日タミヤより発売された最新作「IV号駆逐戦車/70(A)」もその一つ。IV号戦車というものからさまざまな枝葉をプラモで楽しんでいける……まさにモビルスーツバリエーションの源流なのですね〜。

▲ブルムべア後期型は、IV号戦車J型がベース車台として使用された突撃戦車。突撃戦車という名前がクール!!

 誰が見ても「でかい箱じゃん!」って思ってしまうほどのインパクト。この箱型の固定戦闘室が最大の特徴ですね。前面100mm、側面50mmととってもマッチョ!! タミヤもこのパーツを、前面&側面を1パーツにしたマッチョなパーツで送り出し、パーツを見ただけで「ブルムベアの戦闘室の迫力」を味わえる構成としています。

▲表面の細かな凹凸もパーツ成型で表現されています。歪みなく箱になっていて最高なのです

 キットは、車体関係はとってもシンプル。内部も特徴的な15cm突撃榴弾砲のみなので、ガンガン組み上がっていきます。履帯もベルト式なので、グルンと巻くだけで完成です。しかし、こだわりは転輪にあります。ここがブルムベア後期型のおしゃれポイントでもあるのです。

▲車体関係です。四角い板みたいなのは、側面を守るシュルツェンというパーツです
▲ホイール関係がわちゃわちゃしている! ホイールのキャップも別パーツなので立体感がすごいんだぞ

 ブルムベアはIV号戦車をベースに、とっても強力な15cm突撃榴弾砲と分厚い固定戦闘室が取り付けらました。そのため重量がすごい……ということで部分的にゴム縁なしの鋼製転輪に換装されているという、ユニークな転輪構成になっています。

▲スニーカーと、鉄板入りの丈夫なワークブーツを一緒にコーディネートしているような足回り。こういう小さな差を楽しめるのもいいんですよね〜

 転輪の装着状況はさまざまなパターンがあったそうですが、多くの車両で全8輪、あるいは前2輪ないし4輪が鋼製転輪となっていたそうです。そう言ったことも読めるバックグラウンド解説の冊子もキットにはセットされます。

▲ベルト履帯の色が黒いから、色数が増えてこの状態でもかっこいい〜〜。足回りが終わると、爆速で戦車の形になっていきますよ

 僕がこのキットで一番好きな部分が、車体。車体の横からL字の棒が生えています。そう……これによってシュルツェンがズレることなく、ピシッと収められるのです。板が1枚ずつ分割されていて、より実車らしくなっているのですが、バラバラということは「ズレる」可能性があるわけです。その可能性を極力抑え込むために、車体の方に基準を持ってくる。最高です! 実際、L字の棒が別パーツになっているキットなどは、慎重に位置決めをして組んでいくことが必要となるんですよ〜。

▲車体側面にあるL字の棒。これが本当に大事な役目をしてくれるんですね
▲シュルツェンの裏にも、どの位置の板なのかわかるように「R数字」「L数字」と刻印がされていて、場所の間違えがないようになっています
▲まのなくメタルスラッグな突撃榴弾砲。こんな可愛い顔してますが榴弾の射程は5000m、成形炸薬弾は30度傾斜した厚さ160mmの装甲板を貫徹できます。強い!
▲中のライフリングを表現するために、砲身は数パーツに分割。覗き込んだ時にチラリと見えるディテールにも抜かりはないのです
▲車体、固定戦闘室、エンジンデッキの3つに大きく分けられます。みんな合体だ!!
▲鬼マッチョ!!! フロントの予備履帯が外れかけてますね。塗りたいので接着してませんのよ

 どうです、この迫力。IV号戦車という、プラモではちょうど良い大きさな戦車に、デカすぎでしょ!って戦闘室がドカンと乗る。このアンバランスさがたまりませんよね。

▲アニキも美しい! このサスペンダーが食い込んだ細マッチョボディなライン。好きです
▲神は細部に宿る。つま先がチョンと上を向いている造形。そして天板と銃をサンドするようにした手首を介して、歩兵と戦車が一体になるフィット。このプラモの美しい部分であります
▲シュルツェンが取り外せるのは、戦場写真でも見ることができる部分的に外れた状態も楽しめるようにするためなんですね。だから取り付け箇所が裏に刻印されているんです

 新発売の「IV号駆逐戦車/70(A)」についている超おしゃれなトーマシールドとは異なった、無骨な板の魅力がブルムベアにはあります。自分好きなようにつけたり外したりもできるので、あなた好みのスタイルを「板パーツ」で追求できます。全外しの車両もいて、それはそれで無骨な戦闘室がドーンと見えてかっこいいのです。

 タミヤのIV号戦車のファミリーの中でもとってもマッチョな「ブルムベア後期型」。作っていて楽しさしかないプラモなので、ぜひこの週末組んでください。そして、新作の「IV号駆逐戦車/70(A)」も隣に添えてくださいね!! 

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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