

反重力装置で空中を飛ぶ縦長の無人ロボット。どう見ても自立しそうにないデザイン、それ故のアンバランスさ。惚れます。それに箱を開けたらプラスチックの色はきれいな赤色。マシーネンクリーガー40周年記念Ver.のノイスポッターの最初の印象は「難しそう!」でした。
なにせ腕の細いパーツ。今にも折れそう。でも、この華奢さから醸し出される危うさとノイスポッター自身の浮遊感のあるデザインにこそドキドキしました。それに「今にも折れそう」と感じるということは、キケンを察知しているということですからね。丁寧に取り扱えば大丈夫。

難しそうと感じた印象とは裏腹に、組み立ては結構サクサク進みます。いちばん大変というか、時間がかかったのは頭部で、真鍮線、ビニールコードスプリングを使って組み立ていく。あとはそこまで細かなパーツがなくてサクサクと形になります。
それよりなにより、作っている間ずっと私の心をくすぐり続けたのは組み立て中の不安定さ。足がついていれば立たせられるんだけど、そういうわけにも行かない。これはもうノイスポッターを作る上で、最高に楽しい部分だと思います。支柱の下部に球体のユニットを取り付けるまでは、据わりのよい置き方がわからず、ガラスのコップに良い感じに差し込んでおきました。
ケーブルの取り回しのために両腕をバンザイさせることもあり、どの瞬間もトリッキーだし、面白い形で置かれているノイスポッターを見るのがとにかく楽しいのです。

完成すると、思ったとおりにアンバランス。自立しないから透明のプラスチックで作られた専用の台座も付属します。それでも飾っている棚に何かがぶつかってグラっとしたら……と考えると少し心配。
というわけで、ノイスポッターの背中に糸を通してぶら下げて飾ることにしました。ゴールデンウィーク中にキッチン周りのレイアウトを見直したので、吊るしている料理道具と並べたところ、けっこう面白い。ノイスポッターもまさか自分が泡立て器やフライ返しなどと一緒に並ぶことになるとは思うまい。細長いデザインや華奢な腕が調理器具とマッチしているのもナイスじゃないですか。