週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、アメリカの代表戦車「M4シャーマン」をベースにイギリス軍が改造した「シャーマン ファイアフライ」をお手軽に楽しめる「タミヤ 1/48 イギリス戦車 シャーマンIC ファイアフライ」をご紹介します。数あるシャーマンバリエーションの中でも最強クラスで、大戦末期の連合軍で最も成功した戦車なんて言われたりもしています。
ファイアフライは、第二次世界大戦当時、英国の最強対戦車砲でドイツ軍のティーガーIやパンターといった猛獣も撃破可能であった「17ポンド砲」を搭載した鬼シャーマンです。ドイツ軍のスーパーエースであるヴィットマンのティーガーIを撃破したのもファイアフライと言われており、イギリス機甲部隊の切り札として大戦末期のヨーロッパで奮戦しました。
長い砲身が迫力満点で、模型映えもするオススメのシャーマン。タミヤの1/48スケールでラインナップされているシャーマンIC ファイアフライは、同シリーズにラインナップされているM4初期型のキットをベースに、ファイアフライ専用の新規パーツがセットされています。
戦車模型のアイコンである「履帯」(世間ではキャタピラの方が一般名詞化してますね)は、プラ製の部分分割タイプ。これは直線部分や緩めのカーブの箇所の履板を、1つにしてパーツ化したものを接着していきます。1番最初に接着する最も長いパーツがずれないように、軸と穴でしっかりと固定できる設計になっています。
このプラモ、本当に癖がどこにもないので、めちゃくちゃ作りやすいです。ダイキャストシャーシとプラ製パーツのマッチングもピタッと行くので、瞬間接着剤でパーツを貼る楽しさ、瞬時にピタ〜っと形になるあの感動を味わうにももってこいのプラモだと思います。プラ用接着剤の他に、瞬間接着剤と仲良くなれるとさらにあなたのプラモ作りが飛躍しますよ。
1/48 ミリタリーミニチュアは手のひらに収まるサイズ感なので、たくさん並べてコレクションしたくなります。今週末は連合軍、来週はドイツ軍なんて感じでラインナップを見ながら楽しんでいくと、あなたの机や棚の上には素敵なプラモの景色が自然と出来上がります。毎週の花金で、少しづつプラモの景色を広げていくのにもぴったりのシリーズなので、ぜひこの機会に楽しんでください!!