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“サイケデリックなサイ”と「3色の筆塗り」で仲良くなった話。シタデルコントラスト スペースウルフ・グレイ

▲海洋堂ARTPLAのサイは、成型色がパープルでまさにサイケデリック! この色を活かしながら楽しんじゃうぞ

 海洋堂ARTPLAで発売されているかっこいい動物たちを、シタデルカラーの染め塗り塗料「コントラスト」をメインに使用して塗装を楽しんでいるフミテシ。今回は「シロサイ」を塗ってみようと思います。使用する色は、「スペースウルフ・グレイ」という青みの強いグレーをセレクト。サイをウルフで攻めますよ。

▲使用したのはスペースウルフ・グレイ、アグラックスアース・シェイド、ホワイト・スカーの3色です。全て水だけで薄めたり、筆を洗ったりできる手軽さが最高。海洋堂のARTPLAとの相性抜群です

 コントラストは、下地を白または明るいグレーに塗ったものの上から使用します。そこでサイに白スプレーを塗るのですが、あえて上面だけにしてみました。というのも、成型色の紫が影色に活かせるのでは!! っと思ったんですね。薄い紫と白い部分でコントラストの染まり具合にも差ができて、より表情が出るとイメージしたのです。レッツチャレンジ。

▲スプレーを上から吹き付けて、影になる部分には成型色の紫がうっすら残るようにしました
▲スペースウルフ・グレイで染めます!! 染めたら、なんか成型色の紫がかなり主張してきたぞ

 スペースウルフ・グレイの青みあるグレーと紫が反応して、独特の雰囲気に……。しっかりと下地の白が乗っているところは、青みあるグレーになっていますし、成型色が残っているところはディープパープルになり、ぐっと陰影がつきました。下地の乗せ具合で、各所にこうも差が出るのには驚きました。

▲影部分はより紫に。すごいメリハリがつきました
▲体表のディテール部分を、明るい白「ホワイト・スカー」でドライブラシしてみます

 動物の体表は、よく擦れる部分が白っぽく明るく見えたりします。ここはドライブラシ(ドライブラシの解説は下のリンク記事から読んでね)で表現してみましょう。シタデルカラーで最も明るい白「ホワイト・スカー」が便利です。

▲ささっと筆を擦り付けるだけ。白が入ることで。各部のメリハリが強いグラデーションも落ち着いていきます。そして体表のディテールもよりくっきりします

 最後にシタデルカラーのスミ入れ塗料的役割の「シェイド」から、茶系の「アグラックスアース・シェイド」をセレクト。シャバシャバの塗料で、全体にさっとひと塗りすれば完成です!

▲40分でサイが完成!! 

 成型色をすべて隠蔽せずに、影部分だけ成型色の紫を活かしてみたことで、メリハリある独特な雰囲気の「サイ」が完成しました。実際のサイはもっとグレーだったり茶な感じかもしれませんが、僕的には大満足。

 水と筆だけ用意すれば塗装が楽しめるシタデルカラーと、手軽にかっこいい動物プラモを作れる海洋堂のARTPLAは最高の組み合わせだと思います。とっても楽しくて、短時間で成功体験を味わえること間違いなしなので、ぜひ楽しんでください!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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