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シタデルカラー「新コントラスト」全部開けます!!/優しみの青・パイラー・グレイシャー

▲シタデルカラーの染め塗り塗料「コントラスト」に新色が多数登場!!!

 無臭で、水と筆があれば塗装が楽しめる水性塗料「シタデルカラー」。その中には、塗装が苦手な人でも色を塗る楽しみを、すぐに体感できる素敵な塗料「コントラスト」という塗料があります。このコントラストに、この夏新色が「27色」も追加されます!!
 そこで今回から全27色のレビュー記事を、フミテシがやって行こうと思います!!!

▲緑系6色、黄色系3色、青系6色に……
▲赤系が3色、黒系(茶にも見える色があります)が4色、紫系が4色追加されました

今回追加された色味は青系と緑系の色が多いようですね~。コントラストの良い所は、「瞬時にメインカラーを模型に塗ってあげられる」点です。白い下地を塗った上から、これらの塗料を塗ることで、模型の凹凸に沿って自然に塗料が流れていき、グラデーションのように染め上がります。薄い塗料で覆われるので、こってりとした雰囲気にもならず、とてもきれいな模型になります。

▲コントラストは白やライトグレーと言った明るい下地の上に塗ることで発色します。シタデルのスプレーやGSIクレオス、タミヤのホワイトサーフェイサーなどがオススメです
▲こちらウォーハンマーの模型。まずは白いスプレーで塗装します
▲シタデルカラーのスプレー「レイスボーン」を使用。骨のような白ですね~

 もちろんスプレーでなく、筆塗りで白く塗ってもOK。手早く行きたいなら缶スプレーがオススメです。模型を白で塗ったら、いよいよコントラストの出番です!!!

▲今回紹介するのは「PYLAR GLACIER(以下パイラー・グレイシャー)」。この夏にぴったりな爽やかな青っぽいですね~

 コントラストは容器のままだと本当に色が分かりません!!!! このレビューもそのためにあります。パイラー・グレイシャーも本当にこのような爽やかな青に染まるのか、使って見ないと分かりません!!!

▲コントラストは蓋を開けるとシャバシャバ。少しだけとろみがあります
▲容器から塗料をすくったら、そのまま塗れます! 特に希釈の必要はありません

 コントラストは筆から取ったら、一気に塗ってOKです。奥まった部分などから塗ってあげると良いでしょう。薄い塗料を表面に纏わせるように塗って行きます

▲奥まった所に自然と塗料が溜まっているのが確認できますね!! 出っ張っている箇所と奥まっている個所の濃淡により、グラデーションが生まれるのです。塗りすぎた場合は、塗料が付いてない筆先で、塗料を吸ってあげると良いです

 塗って行くとうっすらと模型が染まって行きます。これがコントラストの醍醐味!! 一か所をずっと塗るのではなく、全体に塗り広げていきましょう。塗料が溜まりすぎるとシミになるので、適宜筆先や綿棒で吸ってあげると良いです。

▲この容器の色からは想像もつかない、何ともソウル(魂)のようなブルーになりました

パイラー・グレイシャーを塗ってみると、表面の染まり具合はとっても優しいです。爽やかな青にならず、霊体のようなブルーになります。下地の白を隠蔽する力は弱めなので、淡い青になるんですね。
個人的にパイラー・グレイシャーはスミ入れなどにとっても効果を発揮すると感じました。塗った模型のモールドにもしっかりと青が入っています。ガンプラの白いパーツのモールドなどに、アクセントで流してもかっこいいと思います!!
と言うわけで「パイラー・グレイシャーは優しいブルー!!!」。次回のコントラストでまたお会いしましょう~~。グンナイッ!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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