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車内のパーツを手に取ると、前方の座席が床から生えていました。これはすぐに完成しそう。amtの1/25 CHEVY Ⅱ NOVA STATION WAGON1963のプラモデルです。カクカクしたフォルムが好きで、惚れたきっかけはHOT WHEELS。ギャッサータイプという前方をグンと高く上げたスタイルの64 CHEVY NOVA WAGON GASSERは年式は違うものの大好きなミニカーです。
組み立てていて、ミニカーを大きくしたような感じがしたのは、座席が生えている車内のパーツのように一体成型されたものが多いからだと思います。シャーシの裏面もほぼワンパーツでビシッと再現されていて、これが組み立てるのが楽で楽で、本当に楽しい。それに後方のライトはクリアレッドのパーツが付いてくるので、塗装しなくて良いのも最高。
クリアレッドを塗らなくていいのが最高と言いましたが、そのくせボディは塗りたいと思うので人間はわがままなものです。スプレーを吹いたら途中で中身がなくなってしまい、他の色を吹いて色ムラが出るようにに仕上げました。スプレーって本当に細かな色の粒が乗るので同系色であればグラデーションっぽく仕上がるみたいです。
思わぬ色の風合いにとても気分が良くなったので、その雰囲気を活かすように仕上げていくことにしました。こういった塗装を安心して楽しめるのは、ドアノブなどの細かな部分がボディと一体成型だからだと思います。ポロリと落ちる心配もなく、塗装が終わったあとの細かな取付作業で失敗する可能性もない。気持ちの余裕が段違いです。
大きな平面で構成された CHEVY Ⅱ NOVA STATION WAGONは全体の表情をつけていける楽しいプラモデルでした。それに、使い込んだ感じに仕上げると、はみ出した塗装などもいい感じにリカバーできるので、どんどんかっこよくなっていく魅力があります。
それに「Groothuis grocery services」と書かれた野菜のイラストがカラフルなデカールがアクセントとして最高ですね。他にも電話の修理会社だったり、「OFFICIAL UFO SEARCH VEHICLE」というぶっ飛んだデカールも入っていますので、いろんな目的の車を作れそう。2台目を作りたくなる日も近い気がします。