

「こういうの作る?」
突然、妹がプラモデルのキットを持ってきました。プラモというよりはボードゲームのパッケージみたいな、横開きのハコ。正面にはデフォルメ調の戦車と兵隊が描いてあります。ミリタリーはぜんぜんわからないけど、シャーマンくらいは一応知っています。キットのメーカーはMENG。読み方は麺具、じゃなくてモン。中国のプラモメーカーなんだね、珍しいな。そのうち気が向いたら作ろう。

それから数年。30過ぎるとキャメルイエローのスプレー缶だけが棚に3本くらいあったり、最近買ったと思ったTシャツが実は購入から4年くらい経っていてヨレヨレになっていたり、あっというまに子供が小学生になっていたり、ともかくそういうアレコレを経て、モンモデルです。

開ければゴロゴロとパーツが飛び出してきました。……というのは開封済みだからですが、いかにもデフォルメ戦車という感じの大ぶりなパーツと、太めのランナーに囲まれながらも意外と繊細な艤装品が付属しています。っていうか説明書がない。妹よ。

とはいえ、組み立て自体は説明書を見るまでもなく簡単で、あっというまにコロンとしたシャーマンが出現しました。完成品の写真などを見ながら、残された細かいパーツを組んでいきます。似たような形状のものが多いのですが、ダボ穴の形状がそれぞれ異形になっていたりして組み間違えにくくなっています。えらい。
細かい部品をプチプチと差し込んでいくとコロコロしたおもちゃが精密なスケールモデルに化けるような錯覚があり、興奮します。いいぞ。

ふと思いついて白いサフェーサーを吹きました。ミリタリーっぽさが薄くなり、デフォルメされた機械のフォルムだけが見えてきました。さらにハイキューパーツ製の白いデカールをピタピタと貼って、どこの何時代のものかよくわからない感じにしていきます。

デカールを貼った上につや消しの水性クリヤーを吹きつけ、リキテックスで汚しを入れていきます。新緑のきれいな季節なので、全体を緑色でまとめてみました。
さて完成。庭をうろうろしながらロケーションを探します。初夏の光が美しいですね。どこに置いたら一番かっこいいかな。しゃがんで地面を眺める私、子供のよう。

片手でつまんで気軽にポンとおける模型は、ジオラマごっこにもぴったりです。
サクサク組んで塗ってお外で遊んで、とっても楽しいモンのシャーマンでした。思い切って好きな色に塗ってみるのもきっとイイですよ!