


III号戦車の最終タイプが今回ご紹介する「タミヤ 1/48 ドイツ陸軍 III号戦車 N型」です! コンパクトな箱のような戦車はまさにN-BOX! はい、そんなことはさておき、最終タイプなのになんだか派手さが無いですね……そこがこのIII号戦車N型のイケてるところなんです! 連合軍の強力な戦車の登場、主に強力なソビエト戦車の登場により主力戦車という立ち位置を追われたIII号戦車が「支援戦車」にクラスチェンジして戦場へと戻ってくるんです。老兵はまだまだ戦場を駆けるのです!!

パッケージのN型はガルパンのIV号戦車でも多くの人の頭に残った「シュルツェン」を装備したお洒落なN様。まさにカスタム。しかし箱の横絵にはいるんですよ……俺たちを暑い暑いあの戦場へと連れて行ってくれるIII号N型が! 砂漠を駆けるシンプルなかっこよさがビンビンの北アフリカ軍団の車両だ!!! ダークイエローに赤文字! 本当にかっこいいのよ。





以前nippperでも紹介したIII号戦車L型では長砲身60口径5cm砲の主砲を搭載したのですが、それでもソビエト戦車などには大苦戦。車体サイズの制約から、これ以上のパワーアップは難しいと判断されます。一方、同時に「火力支援用」として開発され、短砲身の7.5cm砲を装備していたIV号戦車は1942年から長砲身の7.5cm砲に換装され、実質的に主力戦車として運用されることとなります。
そして歩兵支援を任されていたIII号突撃砲も長砲身を装備し、対戦車戦にどんどん投入されます。支援戦車が足りなくなってきました。「点」の攻撃ばかりで、榴弾などでの敵陣地への「面」の攻撃や支援ができなくなってしまいます。そこで、主力戦車としての役割に限界を迎えつつあったIII号戦車に「短砲身24口径7.5cm砲」を搭載して、支援戦車としてカムバックさせるアイディアが採用されました。これがIII号戦車N型で、高性能榴弾による面の攻撃、成形炸薬弾を用いた対戦車戦でも活躍。「侮れないIII号戦車」として戦場で活躍するのです。








III号戦車とIV号戦車、ティーガーIはドイツ戦車のカクカクした箱のようなシルエットを引き継ぐ正統派という感じで、本当に安心・安定のかっこよさ。一見さんも迎え入れる度量を感じます。二次大戦初期の主役が、一線を退きながら、また必要とされカムバックするこのIII号戦車N型にはそんな渋さが凝縮されています。


完成全長約11.2cm。手のひらに乗るコンパクトさの中にはとってもシャープな車外装備品により、高密度のディテールを味わえます。今回製作した北アフリカの車両ならシュルツェンのパーツを組まなくて良いので、全23ある説明書の工程を一気に5工程もすっ飛ばしてサクサクと形になります。まずはサクッと北アフリカ軍団の仕様で組んで、もう1両はシュルツェンをつけたフルアーマーIII号戦車N型アニキを楽しむと最高ですね! それでは!!
