冬、寒いですね。皆さん何を着て過ごしていますか。私はスタジャンを着ています。スタジャンはSkookumというアメリカのメーカーのものが特に良いです。
もともとは制服メーカーで、大学や高校のユニフォームとしてスタジャンももちろん作っていたというわけ。ここのスタジャンが偉いのは基本的にラグランスリーブという袖の付け方をするところ。動きやすく肩が丸っこくなるのでゴツくなりすぎないというのがラグランスリーブの特長です。あとは、袖付けの兼ね合いで袖が太くなりすぎないという、スッキリしたスタジャンを入手するには重要なポイントがあります。
そんなとびきりのスタジャンを日本のセレクトショップがこぞって売っていた時期があります。Skookumが制服メーカーだったというのもあって、基本的には既製品がなくてオーダーを受けて生産されます。なので、日本で売られていたものってお店が好きな色や形を考えてある程度まとまった数を発注する、いわゆる別注品ばかり。今、ネットオークションを覗いてみると無数の色違い、仕様違いのスタジャンを見ることができます。
塗装したらかっこいいと思って購入したマシーネンのフィギュアセットは、どの人もおしゃれな服装をしていて本当にかっこよくてワクワクします。色を塗らずに組み立てると、それだけでも楽しい。
このプラモデルはパーツの合わせがラフな部分がありますが、タミヤセメントを多めに塗って強引に貼り付けるとプラスチックがいい感じに溶けて、隙間が目立たなくなります。はみ出した接着剤はヤスリで削ってあげれば大丈夫。ダイナミックなシワがかっこよくSkookumのメルトン生地と似たようなウネウネ感があります。
人間のプラモって、塗装をすることで好きな色の服を着せることができます。なので、私は自分が持っているSkookumのスタジャンの色に塗りました。大体の色を塗った瞬間の「自分の服がプラモになった!」という驚きは本当に衝撃で笑ってしまうほど。
2018年、Skookumは工場を閉鎖。廃業となりましたが、近年はよその資本の下、ブランドとしての色合いを強めて復活しています。「とはいってもなー、昔のスクーカムが良いんだよな……」なんて思ってしまう私は、今着ているのと同じ、廃業前のものをネットオークションであと2、3着入手したいなと思っています。
1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。