ダンジョンを探索する系のゲームで全滅した時の喪失感ってエグいですよね。失ってしまった経験値やお金、アイテム……。失敗をした人間は内省的になり、やがて自分があるパラメータを軽視していたことが根本的な問題だったのだと気づきます。
—————————「そうだ、防御力に極振りしよう」
そんな真理に到達したアニキ達のプラモを模型ショップで発見したので買ってきちゃいました。ICMの1/35「ブリュスターボディーシールド装備 アメリカ歩兵」です。
「ブリュスターボディシールド」は、第一次世界大戦時に米国陸軍の装備としてガイ・オーティス・ブリュースター博士が設計したもので、博士自らが身に着けて行ったデモンストレーションでは機関銃の射撃を受けても全然痛くなかったという、破格の防御力を誇るボディーアーマーです。しかし40ポンド(約18キロ)というあまりの重さから正式採用はされず、ごく一部の戦場でしか使用されませんでした。そんな防御特化のレア装備がプラモになって自分の手で組み立てられるなんて、楽しくないわけありませんよね!!
このプラモ、完成後は前面が大きなアーマーで覆われてしまうので、接着剤のはみ出しやパーティングラインなどをスルーできる箇所が多く、かなり爆速で組みあがります。また、同社の武器セットのランナーが丸々ひと枠ついてきますが、使うパーツは3つ(銃3丁)だけとなっており、モデラ—にとっては素早さ特化のキットになっているのが嬉しいですね。
そんなわけで、防御特化とアニキたちのプラモの紹介でした。ICMは他にもドイツ軍とイタリア軍のボディアーマーを装備したアニキプラモを発売しています。他社からはなかなかリリースされないレア装備に身を包んだアニキ達をあなたも自分の手で組み立ててみませんか?