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艦船模型最大の難所がデキている/「ハセガワ 1/700 日本駆逐艦 朝潮」レビュー!

▲マストができてる!!!! マストバイ!!!!!!

 箱を開けた瞬間大興奮!!! 艦船模型の組み立てで僕が最も苦手とする「マスト」が完成していました。これだけで買いです。こんなに最高な駆逐艦のプラモが2017年に爆誕していたなんて!!! 久しぶりにフネモケイをdigりまくっていると常に発見があって楽しいです。

▲今回ご紹介するのは2017年にハセガワから発売された「1/700 日本駆逐艦 朝潮」

 フネモケイにおいて2013年にサービスがスタートしたゲーム『艦隊これくしょん-艦これ-』の大ヒットは、各メーカーにもう一度フネモケイを開発するチャンスを到来させました。過去に発売されていた艦艇の完全リニューアルが行われたり、ゲームでのキャラ人気によりちょっとマイナーな船もプラキットで商品化されるなど、びっくり仰天なことが何度もアナウンスされました。今回ご紹介する「1/700 日本駆逐艦 朝潮」もそのような背景の中でハセガワが発売したプラモになります。

▲リノリウム甲板部分の横に走るリノリウム押さえのモールド。この美しい立ち方がハセガワのモールドだと感じさせてくれます

 完成後17cmというコンパクトサイズな駆逐艦の中に、2017年という近年の成型技術によって生み出された美しいパーツをみっちり取り付けていく楽しみを味わえます。ハセガワの朝潮はモールドだけでなくパーツのアウトラインがとってもシャープ。ピシッと角が立っており、その中に1/700スケールらしい、良い意味で薄味&繊細なモールドが各所に彫られています。

▲1パーツで成型された船体。反りもほとんどなく、非常に美しい形状を保っています
▲単品で発売されているアフターパーツには及ばないまでも、非常に美しい形状の連装機銃パーツ
▲駆逐艦なのにこんなにもパーツがあるの!? 同じ形状のランナーが3つも入ってる……

 全パーツ広げてみると、かなりの量に見えるのですが、使わないパーツが多数出てきます。これは他の船で使うものや、対空兵装が強化された時期で使うパーツなどが一つのランナーに一緒に成型されているためです。

▲網掛けになっているパーツが、今回の朝潮には使用しないパーツ……あれ? ほとんど使用しないじゃん。これはちょっと昔のフネモケイを作る時に再利用できるお宝パーツになりますね

 ランナーで完成しているマストを見た時の興奮……。やはり「艦これ期」の艦船模型のパーツのシャープさと美しさはすごいです。あらためてこの時期のフネモケイをどんどんディグりたくなりました!! 「艦これ」のテレビアニメ第二期もスタートしたので、様々なフネモケイを作りながらプラモタイムを楽しんでいこうと思います。ぜひ皆さんもフネモケイ一緒に作りましょう!!! またね~~。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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