花金だ!仕事帰りに買うプラモ。快適な組み立てが約束された艦船模型「タミヤ 1/700 日本海軍 駆逐艦 島風」

▲タミヤから12月17日頃発売予定の新作「1/48 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII」の組み立て動画は、発表されるなり大反響!! まずはこの動画を見てね

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、2017年に発売されタミヤの艦船模型の中でも最も新しい「1/700 日本海軍 駆逐艦 島風」をお届け。この島風は、先日発表された「タミヤ 1/48 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII」のように、艦船模型のパーツを組み立てやすく、接着しやすくする工夫が満点。多くの人が無事に出航できるアイディアが各所に見られます。そして、パーツ精度が最強すぎるので、組み立て&塗装がとっても快適な設計になっています。

▲島風の主な構造物を組んで、船体にセットした状態。ここまで1時間くらいでいけます。そして……
▲これらの構造物は接着剤を使わなくても、船体にしっかり「仮組み」できます!! 究極の精度がここにあります。各パーツを塗ってから、ズレることなく組み付けることができますよ

 「1/48 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII」は組み立て動画も公開され、接着剤を使わないで仮組みできる様子や、ユニットごとに組み上がる分割は多くの人に驚きを与えました。そして今回、2017年に発売された島風のキットを組んでみて、ライトニングIIと同じような「ユニットごとの組み立て」と素晴らしい精度があることに改めて気付かされたのです。2017年に出港した島風と2022年に飛び立つライトニング。ジャンルは違えど「タミヤのプラモデル」としてしっかりと線が繋がっているんですね。さっそく組んでいきましょう!

▲細分化しすぎないパーツボリューム。この2枚で完結します
▲船体の内側には、甲板と艦底部のパーツをガッチリと固定できる大きなガイドがあります
▲後部マストのパーツ。基部の部分まで一緒に成型することで、細くて小さなパーツに大きなノリシロを確保。誰でも確実にまっすぐマストを立てられるようになっています
▲フック上の軸を、マスト下部に設けられた大き目の軸穴に差し込みます。あとは流し込み接着剤を流すだけ
▲マストの基部パーツによって、船体側の構造物との接着面積を大きく確保できます。これまではマストの棒の先端で船体と接着するのが主流でした

 本キットの特徴の一つが「大きなノリシロ」や「ガイド」です。これによって、艦船模型の小さなパーツをしっかりと接着できます。明確な接着位置、接着するも向きも間違えないようにする軸形状によって、取り付け時にガタつくこともありません。そのため組み立てスピードも一気にアップ。まさに日本海軍最速を誇った島風の高速性能のごとしです。

▲艦橋と煙突が合体している~~~!!! 出来てる!!!

 これまで別々にすることが当たり前だったパーツの一体化も図られています。それを象徴するパーツが、ひとかたまりで作られた艦橋と煙突。組み立ての手数を減らしながら、艦橋と煙突がズレることなく甲板上にきれいに並べられるようになっています。艦船模型は水平・垂直を出すのが大変! それをパーツ分割の段階で成立させているのです。

▲他の艦船模型ではなかなか見ることができないユニークなパーツ分割。組んでいてめちゃくちゃ楽しいです
▲方位測定義と探照灯が床から生えている!! 取り付けが大変な小さなパーツだけに、超うれしい。さらに床下から伸びるデカい軸によって、パーツの接着も安定します
▲メインのマストも各部に大きな糊代があり、ズレることなく船体にセットできます! マストはズレると完成後目立ってしまい神経を使う部分ですが、タミヤの島風はそのような緊張感も緩和してくれる設計になっています
▲そして記事トップの写真のように、ここまで作ってきた構造物はハメ合わせとポリキャップにより船体に仮組みすることができます

 ここまで組みやすい艦船模型は他にないと思います。左右分割の船体もズレることなくピシッと貼り合わさります。船体パーツの反りもないからしっかりとテーブルや展示台に密着。完成後もスタイル抜群ですよ!! タミヤが艦船模型に注いだアイディアを、ぜひこの週末味わってください!! ボンボヤージュ!!!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。