イラストレーターのAF_KURO氏が展開する尖った世界観のオリジナルコンテンツ、『少女発動機』から、サイボーグお姉ちゃんのフィギュアが発売されることになりました。イラストもフィギュアもめちゃくちゃカッコいい。胴体の中はまるまる内燃機関、脚にはインラインスケートのようなタイヤが付いていてガシガシ動きます。下の動画のような雰囲気が好きな人なら絶対に刺さるッ!
さて、AF_KURO氏とホビーの世界の接点と言えばミニ四駆。レイザーバックというマシンがあり、「ミニ四駆デザインコンテスト2018」にて最優秀賞を獲得したアイテムのデザインが、まさしくAF_KURO氏の手によるものなんですね。となれば、『少女発動機』のカラーリングパターンをなんとなく感じさせる雰囲気のミニ四駆を作って点と点を繋ぎたいじゃないですか!
ライムグリーンのパーツはPOMという塗料が乗りづらい素材。しかし下地にメタルカラーを吹き付ければ通常のプラモ用塗料がある程度強く定着することがわかったので、部分ごとに好きな色で塗装していきます。思いついたら急いだほうがいい。とにかくパーツが枠にくっついた状態でバスバス塗って前に進みます。
ボディは写真だと分かりづらいのですが、グレーと銀のツートン。マスキングテープを使ってピシッと塗り分けます。じつはミニ四駆ってカーモデルとしてすごく安いしちゃんと「1/32」ってスケール表記があるし、デザインも鋭角なものが多いので好きなカラーパターンで仕上げるのにすごく向いているんですよね。
ここも最初はライムグリーンのパーツでしたが、メタルカラーの真鍮色を塗ってから赤でまるっと塗装。フロントモーターのFM-Aシャーシを体現する差し色になります。みんなも内部パーツとボディパーツのコントラストでミニ四駆をコーディネートしていきましょう。
ホイール(PP製)もメタルカラーを塗った上からシルバーを塗装して、あとは各パーツを組み合わせれば『トリビュート・少女発動機』なミニ四駆が完成。ダイキャストと樹脂の入り混じったフィギュアの質感と相まって、かなりハードで仲良しな雰囲気が演出できました。塗装して仕上げるカーモデルとしてのミニ四駆。デザインの源流を拾いながら、楽しく「オレ流」を掴み取ってください!みなさんも、ぜひ。
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。