「オレのプラモ」のファーストステップ。マスキングテープと仲良くなろう!

 自分じゃない人がプラモ作ってるところを見てるとめっちゃプラモ作りたくなるんですよね(先週プラモ作ってる人を見守る仕事があったので……)。で、モデルアート最新号を読んでしまったので、なんだか突然「マスキングしたい!」という欲求が大爆発。よし、マスキングをしよう。

 パッケージのイラストを眺めていると、どうもここがシルバーになっているとかっこいいみたいだ。ふだんの自分なら「うええ、こんな複雑なラインをマスキングするのめんどくさいな」と思っていたはずだが、人間不思議なもんである。マスキングテープをカッターマットの上に貼ってから適当に小さく切り分けていく。縦横にデザインナイフをピーッと走らせて、3mm角とか5mm角くらいの四角いマステを量産するのだ。

 で、切れ味鋭いピンセットを構え、ハズキルーペをかけた状態でディテールに合わせてちょんちょん貼っていく。いくら複雑なラインだろうが、小さく刻んだマステを根気よく貼っていけばいつかは終わる。この作業で10分くらい、音楽聴きながらやってればあっという間。

 シルバーをエアブラシ(スプレーでもペンでもなんでもいいと思うけど)で吹いて、5分間くらい乾燥を待ったらピンセットでマステを剥がしていく。プラモ作ってていちばん楽しい瞬間のひとつだ。思った通りのラインでキレイに塗り分けられていると、自分の機嫌が爆発的に良くなっていくのがわかる。

 マスキング”テープ”というくらいなので、基本的に細長いもんだよね。で、細長いまま使おうとすると案外やれることは限られる。そもそもでっかい看板とか自動車とかを塗る時に使うツールなので、小さいものには小さく小さく刻んだものを貼っていったほうがよろしい。改めてそんなことを思いましたとさ。

 コクピットに収まるパイロットのヘルメットも同じようにシルバーにして、全体を組み立てたら完成!ミニ四駆って「ここだけ塗り分けたらめっちゃカッコいいぞ!」というところが必ずある。サラッと組んでレースを楽しむのもいいけど、気軽に取り組めるカーモデルとしてパパっと自己肯定感を満たすのにも最適だ。その時は、一箇所でいいからマスキングして塗ってみよう。ほんのひと手間が豊かな時間と「オレだけのマシン」を与えてくれる。

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>
からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。