

2024年話題のニューマシン、クロススピアー01/02。ロングノーズとショートノーズの対象的なシルエットでありながら、兄弟マシンとして互いに韻を踏むようにデザインされている。対となる2台でデザイン強度を高める手法はデクロス01/02以来の採用で、共に”ハイパーデザイナー”のやまざきたかゆき氏によるもの。キャッチーなポイントとして透明キャノピー(窓)が別パーツで実装された点ばかりが注目されがちなのだけれど、実際に組んで見れば仔細にわたって作り込まれた「ミニ四駆デザインの最先端」を感じ取れるマシンに仕上がっている 。
まず箱を開けて驚かされるのがボディの成形色。ミニ四駆のカラーリングはレーシングマシンをイメージした鮮やかな色が多い。そんな先入観を覆すかのように01には強い光沢をもったライトグレー、02にはサンド系……というより鈍い金色を彷彿とさせるアンバーブラウン。どちらもこれまでのミニ四駆ではみたことがない独特の風合いの成形色が新たに用意されていて、これだけでもちょっと特別なこだわりが感じられる。

最大のセールスポイントであるボディ本体とは別ランナーで用意された透明キャノピー(窓)。部品としては2台で共通で無色透明ではなく薄くスモークの入ったモノ。今後展開されるであろうバリエーションもボディ本体の成形色に加えて、このキャノピーも別のクリヤーカラーが用意されるだろうことも期待できて、そういう点でも今まで以上に楽しみだったりする。

そのキャノピーの奥には1次ブーム世代には懐かしいドライバーフィギュアが造形されている。ヘルメットを被った頭までボディに一体成形された処理ではあるものの服のシワまで表現され、必要十分なムードを醸し出している。スモーククリヤー成形のキャノピーを被せることでボディ本体から一段トーンを落とした色に見えるので、未塗装でも仕上がりが安っぽくならないのもポイントが高い。

デザイン上のキモになっていると感じたのが両サイドのパネル端面の処理。この立ち上がった角度で左右に配されたパネルの端面にはスリットが彫られている。このスリットが1本あるお陰で成形の都合上厚みがでてしまうカウルの端面が視覚的にシャープな印象に仕上がる。

シールで手軽に仕上げるにしてもバッチリ塗るにしても、この「カウル端面のスリット」にスミ入れしてみて欲しい。元にも増して印象がピシッと引き締まる。超☆カッコイイ。汎用シャーシに漠然と違うカタチを載せてるわけじゃあない。まさにミニ四駆デザインの研ぎ澄まされた最先端。キレキレのエッジを、いや、キワキワのスリットを堪能してみて欲しい、是非!