週末のプラモライフが楽しくなる模型を、フミテシの独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。今週はハセガワの極上の刺身「1/48 日本海軍 九州 JW2局地戦闘機 震電改 第352 航空隊」をお届けします。震電は、第二次世界大戦末期の日本で開発が進んでいた試作機。飛行実験も行われた記録があり、現在はアメリカのスミソニアン・航空宇宙博物館に一部展示保存されています。どんな飛行機なのかは以下のリンク記事を読んでね。
以前1/72スケールの震電を花金で紹介したのですが、こちらのキットはコレクションサイズに適したとってもスマートな作り。今回ご紹介する1/48スケールの震電は、ハセガワの凸モールドキットの終焉時期に現れたプラモ。そのためキレキレでめちゃくちゃにキレイな凸モールドを堪能することができます。パーツも各部がスイっとはまり、気持ちが良いほど。主脚の取り付け位置が少し難しいですが、それ以外は全く問題無し!! 組み上がった後の凸モールドの迫力があまりにもすごいので、素組みが最高にかっこいいのです。色を塗らない姿が美しすぎます。
今回紹介している震電は、「もし震電がジェット機に改造されていたら」というドリームプランをキット化した架空機。つまり超自由に作っていいプラモです。ジェット機用のパーツはレジンパーツがゴロンと入っています。こちらはプラモ用の接着剤ではくっつかないので、瞬間接着剤を準備してください。
内部にネオジム磁石などを仕込めば震電⇔震電改を行ったり来たりも可能だと思います。凸モールドだけでなく、各パーツ形状もとってもシャープ。パーツ表面もとっても美しいツヤを放っています。ですのでパーツを見ているだけでも本当に楽しいプラモです。
第二次世界大戦末期に日本軍が生み出した震電と言う飛行機は、とにかく遊べる飛行機です。ぜひ一度パチパチと組んでみて欲しいです。特にこの1/48震電、震電改は全身に刻まれたバキバキの凸モールドが最高にかっこいい極上プラモ!!! ぜひこの週末、思う存分震電を楽しんでください!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)