ドイツ戦車の色でとっても大事な色「レッドブラウン」。先日紹介したダークイエローと共に、これもまたとっても悩ましい色……。僕はいつもこの「ハルレッド+クリヤー」という塗料で攻めています!!
僕の好きな戦車模型は完全に「タミヤのイラストの色と雰囲気」なので、実際の色はあまり気にせず、「あのイラストの色味で塗りたい!」と思って塗っています。ジャーマングレーを青く塗ったり、オリーブドラブを鮮やか目に塗っているのは完全にイラストの影響です。レッドブラウンもタミヤの「レッドブラウン」「レッドブラウン2」と言う公式カラーがあるのですが、それが僕が好きなイラストの色味とは異なっているので、使用しません。
この上にあるようなレッドブラウンにしたいと思って辿り着いたのが「ハルレッド+クリヤー」でした。各色を見ると僕が選んだ理由が分かると思うので、実際に塗ったものをご覧ください!
タミヤのレッドブラウンは僕の中でイメージと異なっていたので、一時期本当に悩んでいました。そんな時、艦船模型の艦底部などに塗る「ハルレッド」と出会ったんですね。タミヤのハルレッドはブラウン寄りの赤と言う感じで、赤味が強かったんです。これは僕が求めていたレッドブラウンに近い!! と思ったんですね。
僕がクリヤーを多用するのは、塗料の濃度を変えることなく、色だけ薄めることができるからです。これによってハルレッドの発色をコントロールしやすくなります。小豆になる手前で塗り重ねるのをやめればよいのです。
自分の模型を好きな色味でコーディネートする。その正解は「この色味が好きと言うあなたの中にだけある指標」です。僕はタミヤのイラストの雰囲気が好きという指標があって、そこから左や右にハンドルを切って塗装の方向性を決めていきます。実車の色を調べて塗るのが好き!!! というのも最高にかっこいいプラモライフだと思っています!! あなたの中にある好きな色を信じれば、塗られた模型もその思いに応えてくれますよ!! それでは、IV号戦車完成させてきます!! またね~。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)