「船のデッキは細い木材が貼ってある。そんならホントに木を貼ればリアルじゃん!」というのがプラモデルのオプションパーツとして売られています。厚さはわずか0.25mmで、プラモデルのカタチに合わせてレーザーカットしてあるから超正確。裏面にはノリが付いているからシールみたいにペタっと貼っておしまい……と思ったんだけどさあ、空母みたいにベターッとした広い甲板ならいいけど三笠の甲板はごちゃごちゃしすぎじゃありませんこと?
メキメキメキ……とシートから剥がす段階で「ああ千切れそう!」「曲がっちゃいそう!」と四苦八苦。レーザーカットと言ってもシートが完璧に切断されていないところもあって、どうすればいいんだこれ……と少し悩みました。そしたらですね、説明書にちゃんと答えが書いてあるんですよ。まず先にいらないところ剥がしておけばいいと……。なるほど。
使わないところをピンセットでチクチク剥がしていきます。まるでお祭り屋台の型抜きみたいだ……。建物のカタチとか小さな穴、甲板の少し出っ張ったところなどを避けるためにこんな複雑なカタチになってるんですね〜。偉いな。
いらんところを取り去ってから、大きなシートをバカっと剥がして船体に(慎重に!)ペタリ。うむ、たしかにこれは木でできた甲板に見える。なぜなら木のシールを貼ったからね。これ、ミニ四駆とかガンプラを作るときにも「シールの必要な部分だけ剥がそうとして周囲の使わないところまでいっしょにペローンとなってムキー!」ってなることありますよね。先に不要な部分剥がしておくの、かなり応用が効きます。シールの番号がわからなくなりそうだったら、先にスマホで写真を撮っておきましょうね。そんじゃまた。
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。