タミヤが教えてくれる「戦車模型の小さなパーツ」の世界。ドイツIV号戦車 車外装備品セット

▲戦車模型にペタペタ貼る、小さなパーツ達のお仕事や名称が分かる!!! 小さなランナーとイラストで、戦車模型がより鮮明に見えてくるよ

 「戦車って戦うためにこんなに色々なものを積んでるの……大砲とか銃とかだけじゃないんだね」
 
 戦車模型を初めて組んだ時、戦車にペタペタとなんだかよく分からない棒とか木の彫刻が入ったパーツを多数貼ることに衝撃を覚えたものです。
 そのようなパーツを「車外装備品(On-Vehicle Materialの頭文字を取ってOVMと言うこともあります)」なんて言ったりします。この車外装備品にスポットを当てたプラモがタミヤから「IV号戦車 車外装備品セット」と言う名で発売されています。以前下のリンク記事で紹介したIV号戦車J型でセットされた車外装備品のランナーを単品で発売した物です。

▲袋にランナー1枚! 全て車外装備品!!

 1994年に完全リニューアルを果たしたIV号戦車J型内に入ったこのランナーは好評となり「車外装備品セット」として単品販売されます。このパーツの登場で、IV号戦車J型以前に発売されてきた、IV号戦車やIV号戦車系列のバリエーション車両をお手軽にアップデートできるようになったんですね。

▲これだけ戦車には様々なものが搭載されます。戦車に乗るアニキたちはこれの使い方も覚えなきゃいけないんでしょ……マジ大変だ

 このプラモ、パーツだけが主役ではありません。袋の中はダブル主役!! 名前や使用方法などがイラストで解説された説明書が付くのです。これを読むだけで、戦車模型の見え方が大きく変わります。

▲クランクによるエンジンスタート、ジャッキアップ、機銃のうんちく……アニキ達と一緒に描かれることでプラモでは小さいパーツの「実際のサイズイメージ」も脳内で保管されます
▲名前が分かれば大体何をするのに使うのかイメージが湧きますし、名前を元に調べることもできます。バール長は偉いバールじゃないぞ。長いんだぞ

 イラストで解説されたものとランナーをにらめっこしているだけで、楽しい時間が過ごせます。車外装備品は各国の戦車で形状は違えど、同じような役割の物が装備されていたりします。ですので、このIV号戦車の車外装備品が分かると、他国の戦車模型を作った時に取り付ける車外装備品の役割もだいたいイメージすることができます。だから戦車模型が昨日よりクリアに見えてくるようになるんですね!

▲どんどん小さなパーツが何なのか分かってきますね~

 現在のタミヤの戦車模型には、標準でこのようなレベルの車外装備品がセットされています。だからこの単品プラモを手に取る人は、今は少ないかもしれません。

 でも、こうやってきれいなパーツと多くの人がそのパーツを理解できるようになれる説明書が入った「IV号戦車 車外装備品セット」は、戦車模型を見る楽しさを増幅させてくれるプラモとして今でも十分輝いていると思います。ぜひ手に取って、小さな小袋の中に詰め込まれた戦車模型のアクセサリーの世界を覗いてください!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。