ずっとやりたかったタミヤプラモのコーディネート。時をかけるタミヤミリタリーミニチュア。

▲俺たちがアニキが大好きな理由。それはアニキがいればかっこいい景色が生まれるからに他ならない

 50年以上の歴史を紡いでいるタミヤのキングオブ戦車模型、1/35スケール タミヤミリタリーミニチュアシリーズ。その膨大なラインナップの多くはいまでも購入することができ、現代のモデルと合わせて楽しむことができる。
 こんな風に普通に書いているが、それって本当に素敵で異常なことだ。僕がことあるごとに「タミヤの模型は普通であって普通じゃないところが好き」と言っている理由のひとつがまさにこれ。タミヤ ミリタリーミニチュアは50年以上の時を模型同士でいとも簡単に繋いでしまう……共存しお互いを高め合うことができてしまうのだ。半世紀前のプラモと令和のプラモを並べて世界を楽しむことができるプラモって他になかなかない。

▲先日発売されたアメリカ兵も凄いけど、ドイツ歩兵セット 大戦中期のプラモも本当に素晴らしい。ぜひアメリカ兵セットと一緒に組んで、作り比べてもらいたい

 僕は先日、タミヤミリタリーミニチュアの初期に発売された「No.20 ドイツ陸軍 ハノマーク」を作った。このような初期アイテムは、現代のキットに劣るところも細部に散見される。しかし、組み上がった時の佇まいはさすが。リベットのディテールも十分にかっこよく、僕は普通に感動してしまった。そして、これだけカッコいいなら、今のプラモと合わせたらさらに素敵な風景が生まれるはず! とワクワクしながら「ドイツ歩兵セット 大戦中期」を買いに行ったのだ。

▲ミリタリーミニチュアの50年が繋がった。最高の瞬間だった

 往年のレジェンドと、現在のヒーローがタッグを組んだりする光景はいつだって眩しい。この日僕はタミヤ ミリタリーミニチュアでその光を浴びてしまった。ずっとやってみたかった。店頭でも普通に買うことができるレジェンドタミヤMMが、新たなMMとマリアージュする瞬間を。 

▲乗り込めばまさに合体。中央部の解像度だけ異常じゃ! って思えたその感性も正解。もしフィギュアを主役にしたかったら、あえて車両は抑え気味に作ればいいんだよねってことを、プラモ自体が教えてくれる

 今の服と古着を合わせて、自分なりのコーディネートを組むなんて提案がされるように、プラモもガンガンそうやって遊んで良い。昨今発売されたドイツ兵セットやアメリカ兵セットは、まさにタミヤMMの膨大なラインナップと僕たちを繋いでくれるナイスアニキ。「今の時代のプラモ」を買って、「ちょっと昔のプラモ」と合わせてみる。ヴィンテージライクな遊びが、こんなに気持ちよく楽しめるなんて、本当にタミヤ ミリタリーミニチュアは最高なのだ。

▲新しいアニキたちが出ることで、レジェンドプラモがまた輝く。これぞタミヤミリタリーミニチュアの黄金の回転
<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>/nippper.com 副編集長
フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。