週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はスカラインGT-Rの伝説には欠かせない車種を、1時間でサクサクと組み立てて楽しむことができる「アオシマ文化教材社 1/32 ザ・スナップキット ニッサンスカイライン 2000GT-R」をご紹介します!! 角ばったボディが特徴的だったことから「ハコスカ」の愛称で親しまれている、とってもファンの多い旧車です。
ニッパーやピンセットなど基本的な工具を使いますが、接着剤は使用することなく組み立てが可能です。またボディカラーは、プラスチックの色(成型色と呼びます)で表現されており、そこにシールを貼って各部の色分けをしていきます。パーツ数も少なく、お仕事や学校から帰ってきた後のちょっとした時間でも、サクッと完成させて満足することができます。
ボディはプラスチックの状態でツヤツヤで、とってもキレイです。光沢スプレーなどを吹かなくても、実車のようなグロス感を味わうことができます。他の車種ではメタリック表現が施されている物もあります。
ここまでシールを多用するプラモも近年なかなかありません。1枚1枚貼るたびに、どんどん車らしくなっていきます。最初は「シールってどうなの?」なんて、アニキハートがムズムズしたもんですが、1枚貼った瞬間に「いいじゃん!」ってころっと変わりました。
今では手のひらサイズで、車の形を最速で楽しめる「ザ・スナップキット」という素敵なプラモシリーズの大ファンです。
「楽プラ」というもう一つの名称があるこのシリーズ。作るのも簡単ですが、ハコスカのように車が好きな人にとっての憧れのような車種がラインナップに入っているのも素敵です。このシリーズであれば、ついつい気合が入りがちな名車たちにも、気軽に触れられることができます。心も楽にしてくれますね~。
僕はこのプラモで、初めてスカイライン 2000GT-Rを体感しました。そういった名車の形に気軽に触れられるこのシリーズで、ぜひ週末の楽しいプラモタイムをお過ごしください。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)