リアルは足元からッ! ナルンオイルでプラモデルに鉄チンホイールを履かせる話。

 「プラモデルをリアルにしたいーッ!」
 実機を模して手にとれるようにしたスケールモデルであっても、想像の世界から飛びだしたリアルロボットプラモであっても「プラモをリアルにしたいーッ!」という思いは等しい。その思いを成すリアルへの道はいくつもあるなか、タイヤのある車両のプラモデルであれば「タイヤはラバーブラックで塗るーッ!」という一手は大変効果的であります。

 今回、思い立って同時に作りはじめた2台のトラック。ノンフィクションとフィクションの、1/72の同スケールのプラモデル。その2台のタイヤホイールセットの合計は、なんと17個にもなります。この数の塗り分けはなかなかの根気が必要…

 面倒に対して気分が上がらぬまま、箱絵を眺めていて気づいた事が。どちらもホイールが黒い。タイヤの黒とホイールの黒、ゴムと金属、素材的な違いはあれどもどちらも黒といえば黒。ならば、ホイールの黒だけ少し雰囲気を変えればリアルに近づけられるのでは?

 ラバーブラックをシュシュシュッ!とエアブラシで吹き付け完了。ツヤ消しのゴム感ある絶妙な黒により、プラスチックだったパーツがタイヤになりました。完璧にタイヤにしか見えない。ただ、ホイールも同じタイヤな黒に。これではリアルじゃーないッ! それでは次の一手で、ホイールをホイールな黒にしてみましょう。

 水で洗えて超使いやすいシタデルカラーのシャバシャバ塗料、ナルンオイルをホイールに塗ります。流し込むようにサッ、サッ、サササーッ!と、ハミ出しも気にせずにバンバン塗っていきます。一発塗りでホイールが金属的に黒く、鈍い輝きを放ちだします。隠蔽力が低い塗料なので、タイヤ部にハミ出しても大して気になりません。あまり気になるようでしたら、水を含ませた綿棒で拭ってやると良いでしょう。

 ナルンオイルはシタデルカラーのスミ入れ塗料にあたるシェイドカラーなので、塗るというよりも染めていく感覚の水溶性塗料。あつかいも大変カジュアル。エンジンやロボの関節などに用いて、メカ部をメカメカしくするのに大活躍します。今回はツヤ消しのゴム感が、ナルンオイル一発で金属味のある黒に。お手軽にタイヤホイールセットがリアルになりました。

 どうですかッ!? この鉄チンホイール感ッ! マジでリアルーッ!!
 タイヤホイールのサイズが大きめだとムラが目立ちますが、それはそれなりのリアル感が出ているかと。大変地味なコントラストではありますが、車両のプラモデルの足元がグッと引きしまります。
 今回は以上となりますが、思い立って同時につくりはじめた2台のトラック『1/72 陸上自衛隊 3 1/2tトラック 3トン半新型 』と『1/72 HG 境界戦機 特大型装甲特殊運搬車』で遊んだ話は、またの機会に紹介したいかと。

 それではまた。エンジョイ、リアル感ーッ!

<a href="/author/9153date/">ダテツヨシ</a>
ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。