色とりどりの創造の世界へ/悲劇のタイタニックが山水画風ジオラマに!?

 なんだか箱を開けたら大変なことになっていました。中国のプラモデルメーカー、スヤタの”タイタニック・山水画風ジオラマ プラモデル”のことです。

 私の中ではデフォルメキットってどことなく可愛らしく丸っこいイメージばかりが先行していました。ところがこのプラモデルは違うんです。さまざまなパーツのシャープな造形が本当に美しい。しかも”デフォルメキットならでは”といった感じでギュッと詰まっています。そして何より、このプラスチックの色。最高です。

 黄色いパーツをよく見てみたら、船室の階段も繊細に再現しています。豪華客船の広大なフロアを直感的に分からせるこのパーツが一番好きです。

 とびきりの可愛さで「組み立てたい」という気持ちを刺激してきます。今すぐにでも船体にはめ込みたいとワクワクする船室を私は知りません。というか、こんなに直感的に「船の中ってこうなってるんだ!」と思わせるプラモデルも珍しい気がします。というか、作る前から楽しすぎるんですけど。

 さまざまなプラスチックの色はどれも綺麗。それでいてなぜだかオリエンタルな雰囲気を感じます。キットに添えられた「山水画風」という言葉に影響されて勝手にそう感じてしまうのか……。

 そうそう、山水画って山や河、岩なんかを再構成した創造された世界を描いた絵のことで、中国で発達したもの。このタイタニックもそんな風に再構成された世界に存在する船ですね。こういった”スヤタナイズ”の根底には中国独自の文化が流れているのでしょうか。

 写真の他にも、まさに山水画風の情景パーツもあるので、かなり楽しめそうだなと思っています。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。