ファインモールドのスーパーキット「1/72 航空自衛隊 F-2B」で複座型飛行機プラモのかっこよさに触れてみよう!!

 日本の空を守る航空自衛隊を代表する「F-2戦闘機」で、飛行機模型がさらに楽しくなる知識をゲット!!

 飛行機には主に単座型(シートがひとつ)と複座型(シートがふたつ)、メジャーなジェット戦闘機の多くがこれら2タイプの機種をもっています。2機種のちがいは外見にも表れ、この違いが模型好きにはたまりません!! 特に複座型はキャノピーが長くなるぶんコクピットのふくらみが大きくなり機首の見え方に大きな変化が生じます。この差によって同機種なのにまるで別物(言いすぎかな?)とまで言える雰囲気になる飛行機もあります。

▲今回ご紹介するファインモールドの1/72 F-2B。前と後ろに席がありますね

 2022年にファインモールドが満を持して発売した完全新規プラモ「1/72スケール 航空自衛隊 F-2戦闘機」。プラモは、単座のA型と複座のB型どちらも発売されています。以前nippperでもA型のレビューは掲載されているので、今回はB型をレビューします!!

▲B型専用の上面パーツ。座席の数が違うだけで大きなパーツが丸っと新規に!

 単座型と複座型が結構違う、というのは飛行機模型ファンにはたまらなくても、模型メーカーには違う意味でたまらないことが多くなります。お腹はF-2Aと同じでも、上面はB型専用。おおきな胴体パーツを改めて作らなければいけないからです。

 B型用のパーツが詰め込まれたランナーに、後席のパーツもあります。わずかな面にパネルの彫刻がびっしり。さすがファインなモールドだ。隣のツルッとしたパネルはデカールが貼りやすいようにあえてディテールを施していないもの。お好みで選んでください。

▲複座型のキャノピーの特徴もしっかり表現されています

 F-16の複座型もそうなのですが、フレームでキャノピーのまんなかがちょっとだけキュッと絞られるんです。まっすぐなカーブではなく、弾力のあるふたつのカーブなんですよ。1/72サイズでもここまで再現。複座型のキャノピーファンもにっこり。

▲こちらはF-2共通の胴体パーツ。側面までパネルラインやリベットをがんばって彫刻しています
▲頭からしっぽまでこの微細な彫刻が徹底しているのがファインモールドのジェット機で、脚庫など内部のケーブルも見えるんです。ランナーでも目が楽しい
▲エアインテークからエンジンノズルまで、一体化されたパーツ。これが機体の背骨となって、全体をしっかり結ぶとともに組み立てやすさに寄与します。ええ、彫刻だけじゃなくて組み立てやすさもファインなんですよ……!
▲F-2AのコクピットのおしりにF-2Bのコクピットをつなげる方式になっています。面白い構造ですね
▲ファインモールドは自社のF-2をディテールアップできる専用パーツを販売しています

 今回はオプションパーツのF-2用ピトー管セットを使ってみました。ノーズはドリルで穴を拡張して取り付けるだけです。パーティングラインなし、段差もクッキリ、そして金属なので破損しづらい……! めっちゃオススメです。

 F-2Bにはセンタータンクもついてきます。地面に接触しないように断面が楕円形かつおしりが持ち上がっている、真ん中に取り付けるための形状が面白いパーツです。

▲飛行開発実験団101号機もプラモで発売されます。なんと成型色は「白」!! これまた楽しみですね

 12月にはこちらのトリコロールなF-2Bも限定で発売予定です。これもまたカッコいい。テスト機ならではの新パーツまでついてきますよ。成型色から白い、特別なF-2も買うしかない!

 単座もいいけど複座もね! ってことで、ファインモールドのF-2はB型もまた楽しいですよ。映画『トップガン・マーヴェリック』観た人なら、F/A-18の単座型と複座型で役目やパイロットの描き方が異なっていたことも分かったと思います。外見でも単座と複座が変わらないように見えるF-15でも、ほんのりとキャノピー形状が違ったりして、複座型はしゃぶればしゃぶるほど味が出るスルメのような魅力が満載なのです!! ぜひファインモールドのF-2Bで、複座型の魅力を体感してください。

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けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。