天気がいい日はバイクに乗りたい。ぼくはかつてドラッグスター400クラシックという、でかくてスーパーいかすバイクに乗っていました。しかし、子どもが産まれて乗る機会も減り、遂にお別れしたのでした。
あれから数年。オレたち、今ならやり直せると思うんだ。プラモは維持費がかからないから……。
そういうわけで「ヤマハ ドラッグスター プラモ」とかで検索すると、タミヤの「ヤマハ VX1600 ロードスター」がヒットします。ロードスターは、ドラッグスターのアニキのようなバイクです。ドラッグスターも大概でかいですが、ロードスターはアメリカン向けのアメリカンバイクなので、さらに大きい。しかし兄弟分だけあって、ぱっと見ではわからないほど良く似ています。
まあ実車ですと「ドラッグスターがないからロードスターにしよう」とはなかなかならないわけですが、プラモには免許が必要ないため、好きなものを買って好きなものを作ることができます。最高ですね。
買いました。メッキパーツが眩しい!
パーツのワク(ランナーというやつ)は5枚+クリアパーツなんですが、これ全部それぞれ色が違うんですよね! ちょっと豪華すぎるのでは?
ざっくり説明書を見てみると、だいたい色分けできているので超えらい。ツヤありツヤなしのメッキが1枚ずつ、半ツヤの黒、上品なメタリックグレイ、きれいなパールホワイト。……パールホワイト?
というのもこのキット、「ボディを2色から選ぶんやで~」という仕様になっており、それぞれに対応したデカールが用意されています。それなら基本色のツヤ黒にしといてくれればよかったのにね……とも思うんですが、そこはそれ。「バイクのプラモやるならツルテカ塗装やってみなよ」というタミヤからの宿題なのです。たぶん。
あとはビニールチューブとビス、ゴムタイヤが入っており、いつものプラモとはかなり様子が違うな、ということを思うわけです。バイクのプラモは初めてなので何もわからん。ビスがあるならドライバー用意せな……。バイクなのに……ライダーじゃなくてドライバーを……ふふっ……。
用意されてた! えっ、工具が入ってるんですか? プラモと言えど、ハコ開けたらニッパーが入ってるとかは、ふつうないわけです。肉のパックに包丁が入ってるとかもない。だけどロードスターのハコにはドライバーが入っている! 「ドライバーくらいで止まるんじゃねえぞ」というおもてなし力を感じますね。だってぼくらはライダーだから!
それでは、そろそろ出発します。どんなツーリングになるんでしょうか。知らない道は、不安もあるけど期待もある。楽しくやっていきたいですね。