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集めたプラモをいよいよ作る/勇気を出して、ファントム開けて。

 自宅から赴任先にキットの詰まった段ボールをすべて持ってきました。押入れの一部を占拠していた不愛想な箱が、この赴任先では1/1「僕の考えた最強の模型店」になるんだから嬉しい。で、それらの半分を占めるF-4 ファントムたちも久しぶりに外に出してあげました。

 トップガン新作公開に向けてのアップとしてトムキャットを作ったホル塩が次に作るのはF-4ファントムII。劇中に直接出てくる飛行機ではありませんが、『トップガン マーヴェリック』に向けて、ホル塩が目指したのは初編公開時(中学生時代)のあのアツい気持ちを取り戻そうということ。四半世紀もの長いブランクが明けてから、結構いろいろ作ってきましたが、ことファントムに関してはブランクに入る前に作ったことがあるキットしか手を付けてきませんでした。ここで今まで作ったことのないファントムのキットにいよいよ手を付ける覚悟ができました。

 勇気を出して中袋を破ったのはフジミの「ブリティッシュファントム」、本当に時折忘れたころに再販してくれる、今でも店頭でそれも手ごろな価格で入手可能なキットです。英海軍型(FG.1)と英空軍型(FGR.2)、大きく分けて2タイプあるのですが、なぜかいつも再販されるのは決まって前者だけ……。まあそれはさておき80年代後半が初販でしたが、これがまた素晴らしいキットです。コックピットの計器盤はツルツルで、各種計器類はデカールを貼って再現するのが当時の常識だったのに、このキットはがっつりモールドが入ってて、さながら「にんにくマシマシ仕様」な様相。

 これだけ細かくパーツ分けをしていながら、パーツ同志のフィットはまるで吸い付くよう。10代の頃はピンセットもロクに使わず組み立ててましたが、大人になってピンセットにも少し投資できるようになったことで、全くもどかしさを感じない組み心地、これは、いいものだ!

 機首下面のパーツと、胴体のラインとがちょっとだけうまく繋がらないところがありましたので、ランナーを切ってつっかえ棒を作り、コックピット下部の幅を調整。これ、中高生の頃は、貼り合わせてから段差を修正してたんじゃないかな。「大人の余裕も悪くないな!」と悦に入って寝落ちして、朝3時半に目覚めてしまう……ああ、あの頃の父と同じになってしまいました。
 今年のゴールデンウィークはコレで楽しめそうです。

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ホル塩(ほるしお)

宇宙戦艦ヤマト劇場版を小学校1年生で、ガンダムを2年生で、マクロスを5年生で体験した世代。以前は雑食でしたが、四半世紀にわたるブランクが明けてからは1/72の「第二次大戦以降/ステルス機以前」の航空機を作っています。リビングの隅っこでやってるので、基本水性塗料の筆塗りしかできないですが、それでもじゅうぶん幸せです。

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