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飛行機模型を筆塗りで楽しむ準備をしよう!/初めて作るヒコーキモケイ

▲水性ホビーカラーの筆塗りで完成させたタミヤの飛燕! 今日から一緒に楽しく筆塗りしていこうね

 これから飛行機のプラモを作ってみたいという人に向けて、いっしょにイチから楽しんでいく連載「初めて作るヒコーキモケイ」。前回、見事に飛燕を完成させた僕たち!! タミヤの1/72 飛燕は本当にかっこいいですよね~。
 そんなかっこいい飛燕を、プラモのもう一つのお楽しみ「塗装」でさらに楽しんでみましょう! 塗装と聞くとなんだか難しそうって思う人も多いかもしれません。でも大丈夫!! まずは一緒にペタッと塗ってみましょう。心のモヤモヤは、そんな1手で意外と解消されるものです。みんなで楽しんでいきましょうね~~。

▲飛行機のプラモデルのプラスチックの色は、ほとんどがグレー一色。これに色を塗っていくよ。一色だった飛行機が、あなたの塗装でかっこよくなる! 塗装は本当に楽しいんだ
▲組み立て編はこちらの記事からどうぞ!!
▲組み立て工具のピックアップは、こちらの記事をどうぞ
▲筆塗りは、省スペースでも十分塗装を楽しめるよ。現在は、環境にやさしい水性塗料の性能が凄く上がっているから安心してね。楽しく筆塗りできるよ

 今回、塗装は筆塗りで行っていきます。プラモの塗装は缶スプレーやエアブラシ塗装など様々な方法がありますが、手っ取り早く始めて見るなら「筆塗り」がオススメ。省スペースで楽しめるので、準備やお片付けも簡単。特に昨今は塗料の性能が凄く上がっているので、「初めて塗装にチャレンジする人」、「小さいころになんだかうまくいかなくてしょぼんとした人」も大丈夫!!
 乾かないとかダマになるなんてイメージは捨ててください。それが成功する秘訣です!!! それでは、今日から一緒に筆塗りを楽しんでいくツール&マテリアルを見ていきましょう。

▲塗料はどこでも買えて、値段もお手頃(1本198円)なGSIクレオスの水性ホビーカラーを使用します。完全リニューアルで、超使いやすくなったよ

 塗料は、GSIクレオスの水性ホビーカラーを使用します。昔からある水性ホビーカラーのイメージで語ってくれる優しい人がたくさんいるのですが、その優しさはすでに過去の物。完全リニューアルしたので中身が全く異なります。ラベルに「AQUEOUS」という欧文が書いてある物が最新版です。匂いも少ないので、リビングや自室でも塗装が楽しめます。塗料が乾く前なら水で筆を洗ったりできますよ。塗料の伸びが良く、発色も抜群! 乾燥後は塗膜も強いです。

▲nippperでも激推しの水性プレミアムトップコート。しっとり感からピカピカまでお手軽に表現できるすごい水性塗料。これをベースに水性ホビーカラーはリニューアルされたので、めちゃくちゃ性能が上がったのだ!!
▲水性プレミアムトップコートをまだ使ったことが無い人は、こちらの記事をチェック!! 本当にすごいよ
▲水性ホビーカラーの乾燥時間は、こちらの記事を参考にしてね
▲超定番のタミヤ3本筆セット。あまりにも安すぎて、筆のクオリティ大丈夫なの!? って心配になっちゃうくらいですが、大丈夫です!!

 模型用の筆と一言で言っても、すんごい数が発売されています。迷わず、まずは「タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット」を買ってください。こちら3本セット(太い平筆、細い平筆、極細面相筆)。各筆が汎用性のある筆ではなく、得意なことにスペックを全振りしているスペシャリストなのが特徴です。3本揃って真価を発揮する毛利家のような筆セットで、3本を持ち替えながら塗っていきます。そうするとキレイに仕上げることができます。

▲本当にキレイに塗れるの? って思う方は、こちらの記事をどうぞ~
▲金属製の塗料皿。これに塗料や溶剤を使う分だけ移します

 図工や美術の時間で、絵具をパレットなどに移してから塗ってましたよね。プラモの塗装も同じで、塗料を塗料皿やパレットに移して使用します。そんな時に便利なのが、金属製の塗料皿。使い終わった後のお掃除も楽で、繰り返し使用できます。

▲塗料をしっかりと混ぜたり、塗料皿に移したりと大活躍するのがこのスティック!

 塗料の性能をフルに発揮させる一番の方法は、「よく混ぜる」です。メーカーの人に聞いても、とにかく混ぜてくださいと言われます。オススメは「タミヤ 調色スティック」。金属製のスティックが2本ついていて、一方は攪拌用、一方は塗料を少量すくうことができる調色用のスプーンになっています。これ1本で攪拌と調色ができちゃうんです。

▲塗料を薄めたり、筆を洗ったりするのに必須!!! 特大を1本買っておけば長期間安心です

 模型塗料は、薄めるだけで一気に様々な塗装表現ができるようになります!! 絵具で絵を塗った時も、絵具を水で薄めて、淡く薄くしながら塗った経験があると思います。模型塗料も同じことができます。そして薄めるのに専用の液体が売っているんですね。「水性ホビーカラーうすめ液」という液体を、今回使います。専用のうすめ液があると、塗料がキレイにうすまり、しっかりと伸びよく塗ることができます。

 あとはご自宅にあるティッシュや、キッチンペーパーなどを準備! それで筆を拭いたり、お掃除したりしましょう。
 これで、塗装の準備はOKです! 次回は飛燕の説明書を見ながら、塗装図の見方をご紹介します。それまでにぜひご紹介したツール&マテリアルを準備しておいてね! それではまたお会いしましょう~。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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