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筆塗りで誰もが楽しい銀塗装!!/初めて作るヒコーキモケイ

▲メインカラーの銀を水性ホビーカラーのシルバーを使って筆塗りしていくよ!!

 これから飛行機のプラモを作ってみたいという人に向けて、いっしょにイチから楽しんでいく連載「初めて作るヒコーキモケイ」。前回コクピットや、機体内部の塗装が終わりました。今回からメインディッシュである、飛行機本体を塗装していきます!!

▲前回の記事はこちらからどうぞ。コクピットや胴体内部の塗装について解説しています
▲コクピットや胴体内部のパーツを塗り終えたら、胴体を組み立てていくよ

 飛行機模型はコクピットや内部パーツの塗装が完了したら、胴体や翼のパーツを組み立てて行くのがスタンダードな手順。飛燕では1か所だけ、説明書通りの順番で組み立てないことで塗装しやすくなる場所ががあります。説明書の「5」の手順です。

▲ここの胴体パネル(A21とA24)と機首上面パネル(B1)の接着は一旦ストップ。胴体に接着せずに、ランナー状態で先に塗装だけ済ませておこう!
▲機首上面パネルの指定色は黒。つや消しブラックを使用したよ

 機首の上面は、反射した光でパイロットが眩しくならないようにつや消しの黒で塗られることがあります。この部分がキットでは別パーツになっているので、塗りやすい構成に思う存分甘えて先に塗装だけしてしまいます。

▲胴体パネルは、ダークイエローとシルバーの2色が指定されているよ。まずは、ダークイエローを塗装。シルバーはあとで胴体とまとめて塗ればOK! 穴の中や周辺は塗料が溜まりやすいから気を付けようね

 胴体パネルは、このプラモの分割でいちばんユニークなパーツ。パネル後方に長い板が伸びていますね。この長い板のおかげで、背中に合わせ目が出ない構造になっています。見映えがぐっと良くなるんですね。胴体パネルもランナーにくっついた状態で塗装して、塗装後に胴体とドッキングさせたほうがキレイに仕上がります。

▲水性ホビーカラーのシルバーは、通常の塗料よりもよ~~く混ぜようね!

 水性ホビーカラーのシルバーは、その他の塗料より少し粘度が高い印象です。そして、他の塗料よりもよく混ぜることによって粒子が均等になり 、キレイな輝きを生みます。これでもかと言うほど混ぜてください。粘度が高いので、少しだけうすめ液を混ぜて伸ばしてあげるのもポイントです。 

▲筆に少量のうすめ液を含ませよう! 含ませすぎたらペーパータオルで調整してから、シルバーの塗料を伸ばそうね
▲塗料全体にうすめ液が混ざるように、しっかりと伸ばそう!
▲思っている以上に塗料は筆に含まれていることがあるよ。いきなりパーツに塗らないで、一回ペーパータオルの上で筆先の塗料だけ拭おうね

 シルバーを少し薄く伸ばしているので、1回塗りでは下地のグレーが透けます。でも気にせず一旦全部塗ってください。乾いてからもう一度塗ると、ばっちり発色します!

▲塗装をする時、クリップや専用の持ち手が無い人は、飛燕の胴体に指を突っ込んでみよう! がっちり固定されて、結構塗りやすいぞ!! 
▲胴体と翼が繋がる膨らみ部分は、フチに塗料が溜まりやすいので、先に塗っておこう
▲縦方向に筆を動かして、全体を塗って行くよ。このくらい下地のグレーが透けている感じで問題ないので、ジャンジャン塗って行こう! お尻の方にある尾翼は赤になるので、ここは銀を塗らないようにするよ
▲1回塗りが完了!! かっこいいね!!! 縦方向の筆目が少々くどいな~と言う感じなので、2回目の塗りで修正していくよ
▲2回目は、塗りの方向を横方向に変えるよ。塗る方向を変えることで、筆塗り特有の筆目を調整できるんだ!
▲銀塗装完成!! 先ほどの縦の筆目が落ち着いたのと、2回塗りでしっかりと銀が発色したね!!! 水性ホビーカラーの銀の筆塗り、めちゃくちゃ楽しいからぜひやってみてね

 胴体の銀塗装が完了しました!! この段階でも先ほどパーツ単位で塗った機首上面パネルと、胴体パネルは接着しないのがオススメ。このパーツは塗装のクライマックスで飛燕と合体させたほうがキレイに仕上がります。ここでご紹介した水性ホビーカラーのシルバーの使用ポイントをベースに、次回は翼の塗装に行きます!! 翼の筆塗りもちょっとしたコツで、かっこよく塗ることでができますよ。お楽しみに~。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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