

モルカーのプラモデルがある。みなさんはモルカーを組み立て、並べているでしょうか。まだの人はあっという間に組み上がって遊び方がわりと無限大なモルカーをどんどん買い、組みましょう。今日紹介するのはグッドスマイルカンパニーのMODEROID「くみたてモルカー 武装テディ」です。字面からして治安が悪いですね。
登場回数の多いテディ(♀)ですが、やはり視聴者に鮮烈な印象を残したのが上の姿(6話のアポカリプティックな武装仕様)でしょう。本シリーズに共通する大まかな組み味については下の記事にまとまっていますので読むといいです。




さて、ここまでは普通(普通とは……)のモルカーなのですが、問題は右下のランナー。ちょっとだけメタリックな粒子が練り込まれたギラッと感のあるブラックで武装セットがパーツ化されています。組み付けるためには口の中のパーツを外したり、天井のパーツを穴開きのものに取り替えたりと、「カスタマイズしているぞオレは……」という気持ちに拍車のかかる工程が挟まります。


武装が完了しました。正面についた棘付きアーマーは完全に映画『マッド・マックス』シリーズを彷彿とさせる何か。背面には3連排気管(モルカーの動力とは何か……)、さらに天井ないし背中にはガトリングが装備されています。劇中プロップではコトブキヤのM.S.Gシリーズ「ウェポンユニット20 ガトリングガン」がそのままくっついているのが話題になりましたが、グッスマ製プラモでは形がアレンジされていて、「プラモがそのままプラモになっている」のとはまたちょっと違います。

さて、おもむろにガトリングガンの取付軸の直径を測ります。φ3mmと出ました。これは現在の組み換え遊びを前提とした各社プラモデルにおける一種のデファクトスタンダードになっており、3mm径の穴と3mm径の軸をプラモの各所に散りばめておくと、同じプラモメーカーが発売している製品をくっつけたり説明書にない組み立てを楽しんだり、さらには違うメーカーの製品同士でも合体させて遊べる……ということが知られています。本来はライバル同士であるプラモメーカーが各々設定しているにも関わらず、ユーザーの好きに遊べるよう無言で規格化されたプラモの共通プロトコルと言っても良いでしょう。

ひとまず普段あんまり脚を踏み入れないコトブキヤM.S.Gシリーズの並んでいるコーナーを覗いてみました。M.S.G(モデリングサポートグッズ)シリーズというのはコトブキヤが展開するオリジナルデザインの武器や装備をプラモ化したもので、いろんなプラモにこれをくっつけることでマイオリジナルなカスタマイズを楽しんじゃおう!というシリーズで、軸や穴が3mmに統一されています。これがなければコトブキヤオリジナルのロボットシリーズ「フレームアームズ」も、それを美少女と合体させた「フレームアームズ・ガール」も生まれなかったんだぜ……。
さて、このレンコンみたいなのはロケットランチャーです。意味があるかどうかは置いといて、メカニカルなディテールの入ったロケットランチャー風のユニットが輪切りになって入っており、これを好きな順番で組み合わせることでロケットランチャー状のものができたり、自由な発想で他のメカに見立てることもできるというもの。



モルカーの背中に開いた3mm径の穴にオン。当たり前のように装備できます。メーカーを超えて設定された直径3mmという共通言語が強制的に「分かり」をもたらす瞬間。シロモ(アイアンマンカラー)とチョコ(スイーツデコ仕様)もそのパワーアップぶりに震撼しております。

こちらのマジ卍なパーツは「アクティブマイン」(=能動的な地雷?)という製品に入っていたもの。ゲームなんかで見られる、機雷とか地雷状のものがフワーっと飛んでいってすごく厄介な障害になる系の武器をイメージしたものだと思われます。これは形がかっこよかったのと、なんか円盤状でタイヤに見立てたりセンサーに見立てたりもできそうなので買った。

くみたてモルカー、車軸も3mmです。アクティブマインは少々直径が大きいので胴体と干渉してしまうのですが、軸を延長するなら先程説明した「ランナーを流用」とかいろんな方法が考えられそう。ここで示しているのはあくまで「3mm軸を使えばいろんな遊び方ができますよ!」という一例ですから、みなさんも模型店で展開されている各社のいろんなパーツを吟味して、「オレの武装モルカー」を作りましょう。3mm径のピンバイス(穴を開ける工具)もあれば、もっともっと可能性は広がります。そんじゃまた。