PUI PUIチョイ足し/パトモルカーがすぐさま臨場する!!

 MODEROIDのくみたてモルカーシリーズにパトモルカーが加わりましたね。真っ黄色のボディに赤色回転灯というわりとシンプルな構成なので、組んでシール貼ったら終わりだなこれは!と思っていたんですが箱の中身をしげしげ見ていたら、シンプルな本体をさらに盛り上げる遊び要素が入っていてニンマリ。このシリーズ、ただの色替えやちょっとしたパーツの変更だけじゃなくて、トータルのバランスとしてプレイバリューを平均化しようとする真面目な企画がいい感じなのです。

▲本体はサクッと組み立てて警察のマークをシールで追加。上に取り付ける赤色回転灯は……

 クリアーレッドの2パーツ構成。ワンパーツでなんとなく天井にくっつく形状にしておけば良さそうなもんですが、ちゃんと内部の反射板を思わせるディテールと、それを覆うドームを組み合わせることで実物の赤色回転灯に近いルックを再現することに成功しています。

 せっかくなので土台となるパーツはシルバーで塗装して、その上からクリアーレッドのカバーをはめ込んでおきました。本体への取り付けは向きを指示する矢印があるのでそれを参照しながらパチンと押し込めばOK。

▲柳沢慎吾も大喜びの「内部にちゃんと反射板が見える赤色回転灯」ができたぞ

 さて、このくみたてモルカーシリーズにはどのキャラクターにもユルい造形のフィギュアや人参、猫などのパーツが付属しているのが特徴。今回はなんと2体入りです。すごいぞパトモルカー。

▲黄色いポリスが2名!

 真っ黄色のポリスはちょっと雰囲気が盛り上がらないので、チョイ塗りでいい感じに仕上げていきます。自分が塗りたくなったら塗る。カタチがおもしろいからこのままでいいんじゃ!と思ったら塗らない。自分で決めよう。

 筆塗りするのに下地を作る、となるとどうしてもサーフェイサー(色付きの下地剤)を吹き付けたくなるもんですが、黄色いところを残して塗りたいときは色がつくとかえって面倒です。ということで「透明の下地」としてプレミアムトップコートのつや消しを吹いときます。表面がカサカサになって、水性塗料もちゃんと食いつく表面が出来上がります。プラスチックの黄色を活かしながら、塗りたいところだけ筆塗りできるようになったぞ!

 あとは面相筆でシコシコ塗っていきます。黄色いところにはみ出してしまったら爪楊枝やカッターの先でコリコリと塗料を削ればもとどおり、というのもつや消しクリアー下地メソッドのいいところ。ネクタイや靴、肌色は気合で塗り分けます。拡大鏡を買うと案外細かいところも楽に塗れるから手に入れるのがオススメ。

 塗装見本の写真にある胸の白い2本線は筆だとどうしてもかっちり描けないので、シールの余ったところを細切りにしてペタッと貼ればシャープな白い線が得られます。やったね。

 シルバーで赤色回転灯をグレードアップ、そして二人のポリスフィギュアをざっくり塗り分けて完成。もちろんそのまま組んでシールを貼るだけでも楽しいのですが、こんなふうに自分でちょいと色や質感を足すと、一気に「自分のもの」になるのがプラモのおもろいところ。くみたてが簡単なモルカーだからこそ、「あ、これひとつ足してみよう!」というアイディアが閃いたら気軽に試せるのがいいんです。これまでのモルカー関連記事も含めてぜひともお楽しみくださいませ。そんじゃまた!

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からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。