プラモデルと、暗闇でDANCE!/「マックスファクトリー・太陽の牙セット」魂の投影。

▲ミリタリー的なフィギュアモデルは、ジオラマに接着しないと立たせるのが難しいのよね……!

 ミリタリーミニチュアのような魅力あふれるマックスファクトリーの「太陽の牙セット」、本当に良くできております。1/72という極小サイズのプラモデルでありながらしっかり重心が取れるので、2本足でちゃんと自立するのです。

 しかし、流石にちょっとした振動があると倒れてしまうのもまた事実。ジオラマに接着してしまえばよいのですが、一刻も早く親の手から離れてプラモに自立してもらいたい時ってありますよね。無い?自立違い?まぁいいです。インスタントに、ミニチュアの群像として、プラモデルのオブジェとして、自立させる方法があります。

▲ランナーにくっつけるだけ!

 足の裏にちょこ~っと瞬間接着剤をつけて、ランナーにくっつけてしまいます。ほんのちょこっとです。

▲これが私の、ミニマルで、ナチュラルな、プラモデルジオラマでございます。

 精巧なミニチュアプラモデルは、いったんランナーから切り離してしまうとそれがプラモデルだったという事実が分かりにくくなってしまいます。しかし、これならばそのミニチュアがプラモデルだったという事実が、直感で理解できるのではないでしょうか。平面的なランナーから飛び出してきたことが強調されるそのシルエット。私はこれが好きでよくやります。なんならこのまま飾ったり、箱に入れて仕舞ったりもします。

▲ こちらはタミヤのミリタリーミニチュア。ランナーって、スプレー塗装の持ち手としても優秀なのです。

 実用的な側面もあります。ミニチュアは小さいので、クリップで挟んでスプレー塗装しようとすると、挟んだところが塗装しきれないことがあります。しかし、瞬間接着剤でランナーにくっつければ、ランナーごといっぺんにスプレーでブワーっと塗装できます。また、溶剤系の接着剤で溶着させるのとは違い、塗装後はランナーからパキっと簡単に外すことが可能です。うーん便利。
 そしてなんといっても、ダグラムのOPから着想を得たこんな遊び方が、ここ最近流行っているのです。私の中で。ご確認ください。

 我が家の寝室。白い壁。電気を消したら、簡易プラモデルジオラマを持って、スマホのライトで壁に向かって照らし出します。
 壁に映し出されるのは、立体感と奥行きをもった巨大な影。光源とプラモをぐるぐると動かしていると、まるで映画のワンカットのような構図が偶然にも時々現れたり消えたりします。あぁ、楽しい。
 まさに光の戦士ダグラム。小さなミニチュアの群像が生み出す、”プラ”ネタリウム。プラモデルの遊び方は無限……。

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。